更新日: 2018.02.23 17:26
WTCCのエントリーリスト発表。今年は20台がそろう
WTCC世界ツーリングカー選手権は3日、2016年のエントリーリストを発表した。昨年から台数は増加し、20台がリストに名を連ねている。
近年レギュレーションに変化があり、新規定であるTC1のみのレースとなった昨年は参戦台数がやや落ち込んだWTCC。しかし、2016年に向けてはボルボが2台体制で参戦することもあり、20台という台数を確保することになった。
参戦車種は5種類。チャンピオンマシンであるシトロエンC-エリーゼWTCCは、ワークスのシトロエン・トタルが台数を2台減らしたものの、サテライトのセバスチャン・ロウブ・レーシングが2台増やしたため増減はゼロ。
一方、ホンダはワークスのJASが昨年までの2台から3台に増加したほか、ゼングー・モータースポーツが2台を送り込み、ハンガリー人の若手を起用する予定だという。また、ニカ・レーシングが1台を投入し、F3出身のジョン・ブライアント-マイスナーを走らせることになり、合計シビックは6台に。WTCCで最多勢力となっている。
ラーダ・ベスタ勢は、移籍加入したガブリエレ・タルキーニを含めた3台が参戦。シボレーRMLクルーズTC1はトム・コロネルのロアール、カンポスから2台、ミュニッヒから1台の合計4台、そしてボルボS60ポールスターTC1が2台という顔ぶれとなった。
昨年オートスポーツのインタビューに対し、WTCCプロモーターのフランソワ・リベイロは「参戦台数は25台がベスト」と語っており、そこには至らないまでも近づいたことになる。「この経済状況のなかで、20台が参戦することになったのは素晴らしいニュースだ」と語った。
「若いドライバーが参加する計画を立てているのはとても刺激的だ。彼らがトップに至っていくまでの間、彼らの進歩をモニターし続ける予定だ」
No | T | Driver | Car | Team |
---|---|---|---|---|
2 | G.タルキーニ | ラーダ・ベスタ | ラーダスポーツ・ロスネフチ | |
3 | * | T.チルトン | シトロエンC-エリーゼWTCC | セバスチャン・ロウブ・レーシング |
5 | N.ミケリス | ホンダ・シビックWTCC | ホンダレーシング・チームJAS | |
7 | H.バレンテ | ラーダ・ベスタ | ラーダスポーツ・ロスネフチ | |
9 | * | T.コロネル | シボレーRMLクルーズTC1 | ロアール・モータースポーツ |
10 | N.キャツバーグ | ラーダ・ベスタ | ラーダスポーツ・ロスネフチ | |
11 | * | G.デモステア | シトロエンC-エリーゼWTCC | セバスチャン・ロウブ・レーシング |
12 | R.ハフ | ホンダ・シビックWTCC | カストロール・ホンダレーシング・チームJAS | |
18 | T.モンテイロ | ホンダ・シビックWTCC | カストロール・ホンダレーシング・チームJAS | |
25 | * | M.ベナーニ | シトロエンC-エリーゼWTCC | セバスチャン・ロウブ・レーシング |
27 | J.フィリッピ | シボレーRMLクルーズTC1 | カンポス・レーシング | |
37 | J-M.ロペス | シトロエンC-エリーゼWTCC | シトロエン・トタルWTCC | |
61 | F.エクブロム | ボルボS60ポールスターTC1 | ポールスター・シアン・レーシング | |
62 | T.ビョーク | ボルボS60ポールスターTC1 | ポールスター・シアン・レーシング | |
68 | Y.ミューラー | シトロエンC-エリーゼWTCC | シトロエン・トタルWTCC | |
77 | R.ミュニッヒ | シボレーRMLクルーズTC1 | オールインクル・ミュニッヒ・モータースポーツ | |
89 | * | J.ブライアント-マイスナー | ホンダ・シビックWTCC | ニカ・レーシング |
TBA | TBA | シボレーRMLクルーズTC1 | カンポス・レーシング | |
TBA | TBA | ホンダ・シビックWTCC | ゼングー・モータースポーツ | |
TBA | TBA | ホンダ・シビックWTCC | ゼングー・モータースポーツ |