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投稿日: 2015.05.18 00:00
更新日: 2018.02.23 16:35

WTCCホンダ「ライバルとの差はさらに縮まった」


レース2でモンテイロ選手が3位表彰台、タルクィーニ選手が4位入賞
レース1ではミケリス選手が4位、タルクィーニ選手6位入賞を果たす

2015年5月16日(土)・決勝
会場:ニュルブルクリンク(25.378km)
天候:曇り、ときどき雨/気温:19℃
コースコンディション:ドライのちセミウエット

世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、ドイツ・ニュルブルクリンクの“ノルドシュライフ”で決勝を迎えました。24時間レースのプレイベントのため、レース1は午前11時15分、レース2は午後0時15分という早い時刻からのスタートとなりました。曇りながら、時折り小雨がちらつく天候で、気温が11℃と低い中、1周25.378kmのコースを3周する決勝レースが行われました。

レース1では、4番手からスタートした「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)」のノルベルト・ミケリス選手が、好スタートを切ってポジションを上げましたが、その直後のコーナーで後続に抑え込まれ4番手に戻りました。「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手も好スタートを切り、5番手にポジションアップ。ティアゴ・モンテイロ選手(Castrol Honda World Touring Car Team)は、スタート直後の混乱でポジションを落とし、10番手となります。モンテイロ選手は、9番手のマシンとの激しいバトルによる接触が原因で、左フロントタイヤがパンク。1周目の終了時点でピットに戻り、そのままリタイアとなりました。4番手のミケリス選手と5番手のタルクィーニ選手は、果敢にコースに挑んでポジションアップを狙い、前車との差を縮めますが、抜くには至らず、ミケリス選手は4位でチェッカーを受けました。タルクィーニ選手は、チェッカーフラッグ直前にわずかにかわされ、6位でレースを終えました。

レース2では、モンテイロ選手がポールポジションから、タルクィーニ選手が3番手、ミケリス選手が7番手からのスタートです。スタート前、少し雨が落ちてきたためウエットレースがオフィシャルにより提示されましたが、スタート時には雨は上がり、全車がドライ用のタイヤでスタートしました。スタートでモンテイロ選手はトップを死守し、後続を引き離すべくスパート。タルクィーニ選手は3番手をキープしました。ミケリス選手は、グランプリコースのセクター1で他車と接触し、リアサスペンションにダメージを受けてピットに戻りましたが、そのままリタイアとなりました。1周目の終了目前にあるストレートで、モンテイロ選手は後続にパスされて2番手に後退しますが、3番手のタルクィーニ選手とともにトップを追いました。3周目にはトップとの差が詰まり、すきをうかがいながら攻め続けた2台のHonda Civic WTCCでしたが、チェッカーフラッグの目前にあるストレートで後続にパスされ、モンテイロ選手は3位、タルクィーニ選手は4位でフィニッシュしました。

第4戦ドイツラウンドの結果、Hondaはマニュファクチャラーズ選手権で249ポイントを獲得し、2位の座を保っています。また、ドライバーズ選手権では、モンテイロ選手が73ポイントで4位、ミケリス選手が61ポイントで6位、タルクィーニ選手が58ポイントで7位、リカルド・ライデル選手(Nika Racing)が3ポイントで、16位となっています。

また、ファクトリードライバー以外の選手に与えられる「ヨコハマトロフィー」選手権では、ミケリス選手はレース1で優勝し、57ポイントを獲得してランキングトップを守っています。


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