サルヴィによると、フェラーリAFコルセには今年から新しいチームメンバーが何人か加わっておりスタッフ間のコミュニケーションを磨いている最中だという。
「冬の間に人員面で若干の好転があった」と彼は説明した。「ポテンシャルのある新人もいるが、まだ完全に(チームに)溶け込んでいるわけではない」
「私たちは、無線通信のような簡単なことだけでも、すべてを整理することに取り組んでいる。何人かの新人は情熱に溢れているが、時にはもっと効果的なコミュニケーションが必要かもしれない。それは簡単ではないんだ」
「アングロサクソン系の人たちにとっては、もっと自然なことなのかもしれない」
「しかし、私たちはこの種のことに取り組む必要がある。これはゲームの一部であり、チームの中で築き上げ成長させるべきことのひとつだ」
タイヤのデグラデーション(劣化)は、昨シーズンのハイパーカーのライバルたちに比べてフェラーリの“弱点”と考えられていたが、サルヴィはカタールのレースがマラネッロのフェラーリがこの面で進歩したことを示したと考えている。
「カタールでさえ、499Pのデグラデーションは悪くなかったと見ている。(2023年末の)バーレーンも悪くなかったし、カタールのために多くのことに取り組んだ」
「私たちはタイヤとは別に、ドライブスルー(ペナルティ)のような問題もあった。でも、デグラデーションはまったく悪くなかった。我々は正しい方向に進んでいると確信している」
地元イモラでのイベントの後、フェラーリ勢のベストリザルトがふたたび4位だったことを受け、サルヴィは「このクルマには間違いなく満足している」と付け加えた。
「カタールの後、私たちは適切な方法でクルマを開発した。そして、ドライバーたちが(マシンに)満足しているのを見ることができた。それゆえに(結果については)最悪な部分だったのは確かだ」