ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.07.08 21:32
更新日: 2017.07.10 17:10

「ポルシェに偽マーシャルはOKです」の可夢偉の発言にロッテラー苦笑い。WEC富士会見に4人のドライバーが出席


ル・マン/WEC | 「ポルシェに偽マーシャルはOKです」の可夢偉の発言にロッテラー苦笑い。WEC富士会見に4人のドライバーが出席

「スピード的には全部勝てているのではないかというパフォーマンスがありますが、今年は1回も勝てていなくて、ポイント的にもチャンピオンの芽も厳しという展開です。クルマが速くてパフォーマンスも良いのにそれが結果に結びつけていない点では、残念ではあります」

「この富士は地元ということで、神様も応援してくれるだろうと。変な偽マーシャルも来ないと思っています」とル・マン24時間の7号車のリタイヤ原因とも言われる話題に触れた可夢偉。もちろん、会場は笑いに包まれた。

 さらに可夢偉が「(WEC富士では)ポルシェに偽マーシャルOKです」と続けると、ロッテラーが苦笑いする場面も。

 可夢偉は「富士では何もなければいいと思っています。逆にそれしかありません。クルマがこれ以上速くなっても壊れてもこまるので、何もないことを願って走れれば去年と同様に良いレースができると思います」と、WEC富士への抱負を続けた。

1号車ポルシェ919ハイブリッドをドライブするアンドレ・ロッテラー
1号車ポルシェ919ハイブリッドをドライブするアンドレ・ロッテラー

 一方のロッテラーは「ここまで本当に難しいことばかりあった。レースでのチャレンジは続けて行くよ。初戦、第2戦と悪くはなかった、だけど自分たちの目標に到達していない。ル・マンでも厳しいレースでうまくいかなった。昨年、カズキに起こったことが自分たちに起こって、エンジンのトラブルでリタイアとなってしまった。富士は大好きなサーキットでもあるし、多くのサポーターも来てくれると思うから頑張りたい」と、WEC富士への意気込みを語った。

2017年シーズンからLM-GTEアマクラスにフル参戦する澤圭太
2017年シーズンからLM-GTEアマクラスにフル参戦する澤圭太

 2017年シーズンからLM−GTEアマクラスにフル参戦している澤は、開幕戦シルバーストンでデビューウインを飾り、続く第2戦スパ・フランコルシャンでも3位表彰台を獲得。ル・マンでは、決勝中盤でのLMP2車両と接触やギヤボックスのトラブル発生したものの、クラス5位で完走。シリーズ後半戦をランキング首位で迎える。

「私たちは昨年初めてル・マンに単独で出場しましたが、WECにフル参戦するのは初めてです。シルバーストンでのデビューレースでラッキーもありましたが勝つことができて、チームにとっても自分にとっても世界選手権に出場する初めてのメモリアルで勝てたのはすごく思い出深いです」

「(フル参戦)初挑戦にしては上出来だと思っています。3連戦後に富士となるので、3戦をうまく戦って、富士ではポイントリーダーのまま戻ってきたいです」と澤はWEC富士ヘの抱負を語った。

 10月のWEC富士では一貴、可夢偉がル・マン24時間の悔しさを晴らすような結果を残すことができるだろうか。母国開催となるWEC富士がいよいよ、近づいてきた。


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