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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.09.18 01:49
更新日: 2022.09.18 01:51

LMcorsa 2022スーパーGT第6戦SUGO 予選レポート

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スーパーGT | LMcorsa 2022スーパーGT第6戦SUGO 予選レポート

S-GT2022 rd6 SUGO QF
LMcorsa REPORT
#60 Syntium LMcorsa GR Supra GT

公式練習では出遅れたものの
予選Q1では吉本選手が6番手のタイムで突破し
予選Q2を担当した河野選手は渾身のアタックで2番手となり
明日の決勝レースはフロントロウから優勝を狙う

 4月の第3週に開幕した2022年のAUTOBACS SUPER GT。今季も8戦のシリーズで競われていて、開幕からの5カ月で5戦を終了した。ただ、第5戦の鈴鹿サーキットから第7戦のオートポリスは5週間で3戦が実施されるスケジュールとなっていて、チームにとっては慌ただしい期間となる。そんな連戦の間のレースとなるのが第6戦『SUGO GT 300km RACE』で、9月17日(土)に公式練習と予選、18日(日)に決勝レースが行われる。

 今季はGR Supraにマシン変更し2年目のシーズンとなるため、昨年を上回る成績を求めていたLMcorsa。だがマシンの性能調整などの影響もあり、ここまでの5戦で3回の入賞と本来のパフォーマンスを発揮できずにいた。今戦の舞台となるスポーツランドSUGOはコーナリングが得意なGRスープラとの相性が良いとされ、昨シーズンは予選で3位を獲得している。そのため、チームは今季最高の成績を求めて第6戦に挑んだ。

 走り始めとなる公式練習は、17日の9時25分から11時10分までの1時間45分間にわたり実施された。まずは吉本大樹選手がSyntium LMcorsa GR Supra GTに乗り込み、セットアップと持ち込まれたタイヤの確認をする。1回のピットストップを挟み、吉本選手は13周の走行のみで河野駿佑選手にドライバーチェンジ。通常ならば吉本選手がセットアップを煮詰めていくのだがマシンのバランスそのものは悪くないということで、河野選手が決勝レースを想定したシミュレーションを実施した。

 そして、公式練習の最後に設けられているGT300クラスの専有時間では、予選を想定したアタックを行う1分19秒774のベストタイムをマークした。マシンの状況は悪くないもののグリップ不足のためにタイムが伸び悩み、GT300クラスの27台中18位の結果となった。

<気象データ>
気温:26度、路面温度:31度(予選Q1時)

予選

 公式練習の終了後には20分間のFCY(フルコースイエロー)テストが実施され、予選に向けての最終的な調整を行った。予選はピットウォークや併催シリーズの決勝レースを挟み14時30分からスタート。今回の予選もGT300クラスは2組に振り分けられ、上位8台ずつの計16台が予選Q2へ進出することになる。LMcorsaはB組で出走し、吉本選手が予選Q1を担当した。コースオープンとともにウォームアップ走行を始めると計測3周目にアタックを開始。セクター1、2ではこの時点での全体ベストタイムをマークし、結果的には1分18秒628をマークする。吉本選手は翌周もアタックを続けるとセクター2では3周目のタイムを上回るが、惜しくもベストタイムを更新することはできなかった。それでも、B組の6番手で予選Q2へバトンをつないだ。

 GT500クラスの予選Q1を挟み行われた予選Q2。Syntium LMcorsa GR Supra GTには河野選手が乗り込む。吉本選手と同様にアウトラップから2周にわたってウォームアップすると、計測3周目にアタック。セクター2で全体ベストを刻み好タイムが期待されるなか、掲示モニターには1分18秒022と表示される。この時点で2番手のタイムだったが、10分間の予選終盤にタイムを上回られ結果的に3位となった。

 だが、正式結果ではポールポジションを獲得したマシンにペナルティが科され、2番手グリッドを獲得した。明日の決勝レースは今季最上位となるフロントロウから優勝を目指す。

■コメント
飯田章監督

「ここ最近のレースと同様に走り出しとなった公式練習ではグリップ不足に悩まされて18番手となりました。ただ、決勝レースのシミュレーションや予選アタックの練習もできたので、想定していたメニューは消化しました。コンディションが改善した予選は、2人のドライバーの頑張りで3位(正式結果は2位)と今季の最上位が獲得できました。公式練習の状況ではこれほどまでのポジションアップを予想できませんでしたが、路面状況などを含めてすべてが味方しました。明日の決勝レースはベストグリッドからさらに上位を狙いたいです」

吉本大樹選手

「スポーツランドSUGOは昨シーズンの結果も良かったですし、上位が狙えるサーキットだと思っていました。ただ、公式練習ではタイヤのグリップが不足していてGRスープラの速さも見せることができませんでした。マシンのバランスはそれほど悪くなかったのですが、スピードが足りなかったので、アジャストして予選に挑みました。装着したタイヤとのコンディションが合っていたこともあり6番手で予選Q1を突破できました。河野選手もうまくまとめてくれて、公式練習では想像できなかった3位(正式結果は2位)となりました。今季最上位からのスタートなので、ぜひ表彰台に登りたいです」

河野駿佑選手

「公式練習では吉本選手が持ち込みのマシンやタイヤをチェックして、すぐに乗り込みました。言われていたようにマシンのバランスは悪くなかったです。ただ、タイムは伸びず決勝想定のシミュレーションでも同じ印象でした。予選はQ1を突破するのがギリギリだと感じていましたが、セットアップの調整やコンディションの変化で大幅にタイムが上がりました。予選Q2のアタックは久しぶりに満足いくもので、3位(正式結果は2位)となりました。決勝レースはチーム力を発揮し最適な戦略を採れれば、好結果が残るはずです。最低でもスタートポジションでは戻りたいです」

2022スーパーGT第6戦SUGO Syntium LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)
2022スーパーGT第6戦SUGO Syntium LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)


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