F1のパワーユニットは、2025年末まで原則、開発が凍結されている。そのため、エンジン(ICE)本体やバッテリー(ES)そのものを改良してパフォーマンスを向上させることはできない。

 しかし、パワーユニットは車体を構成するレーシングカーの一部となっており、車体を開発するデザイナーにとっては無視できない存在だ。

 2024年のF1は、このパワーユニットを動力としてだけでなく、いかに車体の一部として機能させるかという戦いに発展している。

 そのいい例が、レッドブルの新車RB20だ。レッドブルの新車が登場したとき、多くの者はサイドポンツーンのインレットがどこにあるのかわからなかったほど、開口部が狭くなっていた。この実現に大きく貢献していたのが、ホンダ・レーシング(HRC)からの協力だった。

 折原伸太郎(HRCトラックサイドゼネラルマネージャー)は次のように語る。

ここから先は autosport web Premium
会員限定コンテンツとなります

または

本日のレースクイーン

七星じゅりあななほしじゅりあ
2025年 / オートサロン
尾林ファクトリー/東京オートサロン2025
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る