角田裕毅(RB)のF1第10戦スペインGPは日曜日の決勝レースも厳しい戦いが待っていた。17番手からスタートした角田は、1周目に15番手までポジションを上げることに成功したが、徐々にケビン・マグヌッセンと周冠宇(キック・ザウバー)から追い上げられ、厳しい展開となった。
このとき、角田を悩ませていたのが、ひどいアンダーステアだった。カタロニア・サーキットには高速コーナーが4つあり、そのうちふたつがホームストレートへ続く、13コーナーと14コーナー。アンダーステア症状が周回を重ねるごとに悪化していた角田は為す術なく、6周目にマグヌッセン、7周目に周冠宇に立て続けにオーバーテイクされてしまう。