メルセデスは、F1第16戦イタリアGPでW15のシートが熱くなるという問題に見舞われた。グランプリ初日はルイス・ハミルトンもジョージ・ラッセルもこの問題に悩まされたが、トラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、問題の一因はモンツァの暑さにあったと考えている。
ハミルトンとラッセルは、イタリアGPのフリー走行中、快適な時間を過ごすことはできなかった。ふたりのドライバーは周回を重ねるごとに、シートが熱くなりすぎて痛みを感じると繰り返し不満を訴えていた。この状況について彼らがチーム無線でしきりに不満を訴えたことから、これがふたりにとっていつもとは違う体験であったことがわかったが、レースでは状況は前の2日間ほどひどくはなかったようで、ハミルトンはイタリアGPを5位で終えた。一方、ラッセルは1コーナーでオスカー・ピアストリ(マクラーレン)と接触し、非常に早い段階で最初のピットストップを余儀なくされ、7位に後退した。