11日に開幕する世界ラリー選手権(WRC)第2戦スウェーデンのスケジュールを変更し、短縮する検討が進められている。

今シーズンのヨーロッパはかつてないほどの暖冬に見舞われており、スウェーデンでも例年より雪が少なく、特にSS1が行われるカールスタードではまったく雪や氷がない状況となっている。また、先月にはラトビアで行われる予定だったヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)の開幕戦ラリー・リエパーヤが、雪不足により開催が延期されている。

今週後半には再び雪の予報が出ているため、大会主催者は現地火曜日~水曜日に予定されているレッキ走行を木曜日~金曜日に延期し、競技を土曜日、日曜日の2日間に短縮するプランを検討している。また、ある大会関係者もあらゆる可能性を検討していることを認めている。

主催者側は予報より早く雪が降る可能性を期待し、できるだけ決定を先延ばしにしようと試みているが、支援者や関係者は現地9日の朝までに決断するように迫っている。なお、主催者はFIAやWRCプロモーターと密に連携を取っており、最終的な決定もこの3者によって下される見込みだ。

ラリー・スウェーデンCEOのグレン・オルソンは「天候の急変にはいつも驚かされる」とコメントしている。

「現時点では、金曜日に十分な降雪があると予報されている。以前より状況は改善しつつあるよ」

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