ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第15戦日本GP 決勝レポート
雨の日本GP決勝でアティラプワパが11位
鳥羽は21位でチェッカー
2017年10月15日(日) Rd.15 日本GP
ツインリンクもてぎ
コンディション:ウエット
気温:15℃ 路面:16℃
2017年の第15戦日本GPで、Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパは最後まで激しいバトルを繰り広げ、11位のチェッカーフラッグを受けました。チームメートの鳥羽海渡も最後まで粘りの走りを続け、21位となりました。
Moto3クラスのウォームアップで発生した、路面のオイル漏れを清掃する作業に時間がかかった影響で、決勝レースは当初の20周から13周へ短縮され、11時56分にスタートしました。
4列目12番グリッドからレースに臨んだアティラプワパは、強力なライバルたちを相手に力強いバトルを続けました。最終的には惜しくもトップ10を逃したものの、ルーキーイヤーの今季で2番目にいいリザルトでフィニッシュ。鳥羽は、9列目27番グリッドという厳しい位置からのスタートになりましたが、最後まで懸命に走りきり、無事にゴールラインへ到達しました。
第16戦オーストラリアGPは、10月20日(金)の現地時間午前10時(日本時間午前8時)にMoto3クラスのフリー走行1回目がスタートします。
ナカリン・アティラプワパ(11位 / 29’38.692 / +16.414)
「今日の決勝は、限界を見極めながら、しっかり落ち着いて最後まで走りきり、ポイントの獲得を最優先してレースに臨みました。もう少し無理をすればさらに激しく攻めることもできていたと思いますが、そのぶんだけ転倒の可能性が高くなっていたと思います。ここ2戦は結果を残すことができなかったので、今日のリザルトは今後に向けて大きな自信になりました」
鳥羽海渡(21位 / 30’01.811 / +39.533)
「レース序盤は前の集団にうまくついていけましたが、雨脚が強くなってきたときにうまくライディングを合わせられず、離されてしまう結果になりました。とはいえ、苦手な雨を克服するいい練習になりました。マシンはこのウイークでかなりよくまとまってきたので、いい内容のレースウイークになりました」
岡田忠之 チーム監督
「ナカリンは、ミサノとアラゴンで転倒して結果を残せなかったので、今回は最後まで走りきってチェッカーフラッグを受けることが第一目標でした。レース終盤は、タイヤが当初より滑るようになりましたが、その状態でも最後までよくがんばり抜きました。海渡は、雨脚が強くなってきたレース後半に大きくペースが落ちて、彼本来のポテンシャルを出しきることができませんでした。シーズン残りの3戦で、自信と力強い走りを取り戻すことができるように、しっかりと彼を支えていきます」