F1ドライバーは、シーズン中に一度だけヘルメットのカラーリングを変更できることになった。ただし、そうしたスペシャルカラーのヘルメットを使えるのは、1戦限りという条件つきだ。
2015年シーズン開幕を前に、FIAはドライバーたちが頻繁にヘルメットの色とデザインを変えることを禁止する新規定を導入した。それまではセバスチャン・ベッテルのようにレースごとにデザインを変更するドライバーもいたため、ファンがドライバーを識別しやすくすることを目的として、シーズンを通じて基本的に同じカラーリングのヘルメットを使うこと、という規則が設けられたのだ。
今年のスポーティングレギュレーションの第9.1項は「走行中のドライバーの識別を容易にするため、各ドライバーのヘルメットは選手権シーズンすべてのイベントにおいて、基本的に同じカラーリングとしなければならない」と定めている。
「基本的に」という文言が入っているのは、たとえば新しいスポンサーのロゴを入れる必要が生じた場合などに、細部の変更を可能にするためだ。しかし、この文言の「解釈」によって規則が多少緩和され、シーズン中の1戦に限り、ドライバーは通常とは異なるデザインのヘルメットを使えることになった。ただし、そうしたスペシャルデザインを使用した次のレースでは、シーズン開幕時のデザインに戻さなければならない。