全日本F3選手権第9戦・第10戦の公式予選が行われ、第9戦ではケイ・コッツォリーノ(TODA FIGHTEX)がトップタイムをマークするも前戦のペナルティにより降格、国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)がポールポジションを獲得した。第10戦ではマーカス・エリクソン(PETRONAS TOM'S F308)がポールポジションを獲得している。
フォーミュラ・ニッポンの朝のフリー走行に続き、晴天の下迎えた全日本F3第9戦の公式予選。これまでのシーズンではトムス勢が毎戦圧倒的な強さをみせており、ここでもその牙城が続くのか注目が集まるところ。
序盤から各車連続周回を重ねアタックを続ける中、セッション中盤にタイムアップを果たしたのはコッツォリーノ。終盤までそのタイムを破る者は現れず、コッツォリーノがそのままトップでセッション終了。2番手は国本、3番手は井口卓人(PETRONAS TOM'S F308)。昨日の走行でトップだったエリクソンは4番手だった。
ただし、コッツォリーノは前戦富士でペナルティを受けており、2グリッド降格が決定しているため初のポールポジションは幻に。この結果、国本が第9戦のポール獲得、コッツォリーノは3番手から午後の決勝に臨むことになる。
続く第10戦の公式予選では、エリクソンが復調。序盤からトップに立つと、国本、井口らをしのぎそのままトップでチェッカー。エリクソンの叩きだした1分54秒000はコースレコードとなった。2番手に国本、3番手には井口が続き、コッツォリーノは4番手だった。
Nクラスは、好調山本尚貴(HFDP)が両戦ともポールポジションを獲得。第9戦では佐藤公哉(NDDP EBBRO)が、第10戦では小林崇志(HFDP)がそれぞれ2番手を獲得した。