ヘイキ・コバライネンが、2年を過ごしたマクラーレンではマシンの力を最大限に活用することができなかったが、それは自分のドライバーとしての能力が問題だったせいではないと主張した。
2005年、GP2シリーズでニコ・ロズベルグに次ぐランキング2位となったコバライネンは、2007年にルノーからF1デビューを果たした。序盤は低迷したものの、シーズン後半はベテラン、ジャンカルロ・フィジケラを上回る成績を挙げるようになり、2008年、マクラーレンへと移籍した。しかしルイス・ハミルトンが完全なナンバー1として君臨するマクラーレンでコバライネンは低迷し、2年間の間に1勝を挙げたのみで、ハミルトンには全く太刀打ちできないまま、チームを去り、新チームのロータスで新たなスタートを切ることになった。コバライネンは、この2年で自分のドライバーとしての評価が落ちてしまったことについて反論、好成績が出せなかったのは自分の能力が劣っていたからではないと主張した。
「他の人がどう思っていても気にしない」とコバライネンはザ・サン紙に対してコメントしている。
「僕はマクラーレンの力を最大限に活用していなかった。といっても、僕に改善すべきエリアがあったとは思わない。僕は予選は得意だが決勝はそうでもないと言っている人たちもいるけれど、それはマクラーレンにいた時だけの話だ」
「ルノー時代の2007年には、僕のレースパフォーマンスはとても強力だった。マクラーレンにいた時よりもルノーにいた時の方がマシンの能力を活用できていたと思う。でも今は新しいチームに移り、彼らのためにいい仕事をしようと、今まで以上にやる気が高まっている」