フォース・インディアF1チームは2日、スコットランド出身のドライバー、ポール・ディ・レスタをチームのテスト&リザーブドライバーに起用すると発表した。
この発表はディ・レスタの故郷であるスコットランドを本拠とするチームの主要スポンサー、ホワイト&マッコイ社がグラスゴー本部で開いた会見の中で明らかにされた。
今回チーム入りを果たしたディ・レスタは今シーズンのすべてのグランプリでチームに帯同し、いくつかのイベントでは金曜セッションでマシンを走らせることになるという。チームはテスト規制が来年まで続くことを見越しており、VJM03への理解をより深めてもらうことが目的だとコメントしている。
「ついにF1に来ることができ、天にも昇る気分だ。F1でのキャリアをこのチームで始められて非常にうれしいし、F1でレースをするという僕自身の夢に一歩近づいたと思う」とディ・レスタは喜びを語っている。
「しかし今はマシンとサーキットについて多くの事を学ばなければならないことも分かっている」「もしレースシートを手にする日がくるとすれば、このプログラムこそが最善の方法だと感じている。これがフォース・インディアとの長期的な関係のスタートになることを望んでいるよ」
現在23歳のディ・レスタは、昨年末にヘレスで行われたF1若手ドライバーテストでフォース・インディアのマシンを走らせ、1日目と3日目それぞれで2番手タイムをマーク。特に3日目に見せた走りがチームに強い印象を与えたと、フォース・インディアは公式リリースの中で触れている。