1日、フランス・パリのヴァンドーム広場で2010年FIA GT1世界選手権のキックオフイベントが行われ、世界選手権となったシリーズに参戦する12チームのマシン、ドライバーが揃い、FIA会長のジャン・トッドも出席し盛大に新シリーズの開催を祝った。
パリの中心部にあるヴァンドーム広場を使用して行われた今回のキックオフイベントでは、いずれも今季仕様のカラーリングに彩られたマセラティMC12、シボレー・コルベットZ06、アストンマーチンDBR9、マテック・フォードGT、ランボルギーニ・ムルシェラゴR-SV、そしてニッサンGT-Rの各2チーム、12台が顔を揃えた。
イベントにはFIA GT1選手権を率いるステファン・ラテルSRO代表をはじめ、FIA会長のジャン・トッドも出席。「GT選手権がFIAの世界選手権となり喜んでいる。ステファン・ラテルとSROは新選手権のために素晴らしい仕事をしてくれた。エキサイティングなシーズンが始まることを楽しみにしている」と挨拶した。
ヴァンドーム広場でのイベントでは、今季参戦するドライバーも登場。注目のニッサンGT-R勢からもドライバーが登場し、スモーパワーGTチームのミハエル・クルムやピーター・ダンブレック、スイス・レーシングのカール・ベンドリンガーらが笑顔でGT-Rとともに写真に収まった。
また、眞田裕一社長をはじめとするニスモのメンバーも渡仏。「日産がおよそ20年ぶりに世界選手権に復帰することになり、非常に感激しています。この新しいFIA GT1世界選手権は、日産の技術の象徴であるGT-Rにとって理想的な活躍の場と言えます。今から4月のアブダビラウンドが楽しみです」とコメントした。
今回のキックオフイベントにあわせ、先日ポール・リカールで行われた公式テストの写真もFIA GT公式サイトにアップされ、今季の参戦マシンたちの走行シーンも公開されている。