ALMS開幕戦セブリング12時間の決勝レースが行われ、プジョー908HDの07号車(M.ジェネ/A.ウルツ/A.デイビットソン)が総合優勝。2位に同じくプジョー908HDの08号車(P.ラミー/S.ブルデー/N.ミナシアン)が入り、プジョー勢が1-2フィニッシュを飾った。
予選でフロントロウを獲得するなど決勝までのすべてのセッションでリードしてきたプジョーだが、決勝スタートでは4番手スタートのドレイソン・レーシング・ローラ(P.ドレイソン/J.クッカー/E.ピロ)を駆るエマニュエル・ピロにプジョー勢の間に割って入られてしまう。しかし、ドレイソン・レーシング・ローラがピットストップで順位を下げた後は、終始プジョー勢がレースをリード。07号車と08号車がピットインのたびに順位を入れ替え、07号車がトップチェッカーを受けている。
総合3位に入ったのは、007号車ローラ・アストン・マーチン(S.ムック/H.プリマー/A.フェルナンデス)。ドレイソン・レーシング・ローラはエンジントラブルに見舞われたこともあり、総合12位でレースを終えた。
P2クラスを制したのはマッスルミルク・チーム・サイトスポーツ(G.ピケ/K.グラフ/S.マッセン)。ディフェンディングチャンピオンのパトロン・ハイクラフト・レーシング(D.ブラバム/S.ベジノ/M.フランキティ)はレースの3分の2をリードしていたものの、電気系トラブルにより失速。2年連続クラス優勝を逃した。今季から新設されたPCクラスは、レベル5モータースポーツ(S.タッカー/C.ボーチェ/M.ウィルキンス)が、2位のグリーンアース・チーム・グンナー(C.ズーゲル/G.ジャネット/J.グー)に16周差をつけて快勝した。
GT2クラスは、フェラーリF430 GTを駆るレジ・コンペティジョン(J.メロ/G.ブルーニ/P.カッファー)が、BMWレイホール・レターマン・レーシング勢を抑えて優勝。GTCクラスは、アレックス・ジョブ・レーシングが表彰台を独占。81号車(J.ゴンザレス/B.レイジンガー/L.キーン)がクラス優勝を遂げている。