アチーブメント全日本F3選手権第4戦は23日、ツインリンクもてぎで20周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)がそのまま逃げ切り優勝。開幕戦から負け無しの4連勝を飾った。Nクラスは小林崇志(HFDP RACING F307)が優勝している。
曇天模様の下迎えた全日本F3第4戦決勝レース。スタートでは、4番手スタートの嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)が1コーナーを直進してしまいコースオフ。ポールポジションの国本を先頭にアレキサンドレ・インペラトーリ(TODA FIGHTEX)、ラファエル・スズキ(PETRONAS TOM'S F308)、関口雄飛(ThreeBond)と続く。
3番手争いは3周目の1コーナーで関口がスズキのインを突き前へ。関口は2番手インペラトーリの後方に迫るが、インペラトーリはペースを上げ関口を迫らせず。少しずつ差を広げていくこととなった。
最終的に前日の第3戦に続き、国本が危なげない走りで20周のレースを完勝。怒濤の開幕4連勝を飾ることとなった。2位にインペラトーリ、3位に関口という結果になった。
Nクラスでは千代勝正(BPダイシンルボーセF305)が遅れ、小林崇志(HFDP RACING F307)がレースをリード。蒲生尚弥(TDP SPIRIT F307)が続き、その後方では佐藤公哉(NDDP EBBRO)、三浦和樹(HFDP RACING F307)、ギャリー・トンプソン(ACHIEVEMENT by KCMG)のバトルが展開される。しかし、三浦はCクラスの吉田広樹(MJハナシマレーシングF308)と90度コーナーで絡んでしまい後退してしまう。
これで3番手には佐藤が上がり上位集団は落ち着きをみせるが、いったん最後尾に落ちていた千代が怒濤の追い上げをみせレース中盤を盛り上げた。
結局レースは小林が優勝。蒲生が2位で、3位に佐藤という表彰台に。4位はトンプソン、千代は5位でフィニッシュすることとなった。