ル・マン/WECニュース

投稿日: 2011.04.25 00:00
更新日: 2018.02.16 02:00

プジョー、ル・マン24時間テストで本番に向けて万全の体制


PRESS INFORMATION
2011年4月24日

プジョー・スポール発

ル・マン24時間テスト
マシンの耐久性、パフォーマンスともに本番に向けて万全の体制

 チーム・プジョー・トタルはル・マン24時間テストデイをフル活用し、ル・マン本番への準備を固めることができました。テクニカルチームと10人のドライバー(セバスチャン・ブルデー、アンソニー・デイビッドソン、マルク・ヘネ、ペドロ・ラミー、ニコラ・ミナシアン、フランク・モンタニー、シモン・パジュノー、ステファン・サラザン、アレクサンダー・ウルツ、ジャン=カール・ヴェルネイ)は予定されたテストプログラムを走り終えました。マシンの耐久性、パフォーマンス、ともに満足の結果です。

8時間にわたる走行
 2011年4月24日は、新型プジョー908がル・マンのレーストラック13.629キロを初めて走行した日となりました。10人のドライバーは3台のプジョー908に分かれて走行。ニコラ・ミナシアンは7号車でセッションをスタートさせ、ステファン・サラザンは8号車、アレクサンダー・ウルツは9号車を走らせました。

 午前のセッションで59ラップ、午後には58ラップとプジョー908の7号車がすべてのカテゴリーで最も多い距離を走ったマシンとなりました。「僕たちに課せられた使命は耐久性を確かめることにあった。今週初めのアラゴンでの走りにより多くのデータを付け加えたかったんだ」と、ニコラ・ミナシアンは説明します。「プログラムはしっかり遂行できた。ル・マンのコースで長時間走行し、すべては計画通り。ル・マンのために必要なデータ収集ができた。特にセットアップをしなくてもマシンの走りはすばらしい。本番が楽しみだ」

 残り2チームもそれぞれの構成で臨みました。8号車を駆ったアンソニー・デイビッドソンは3分30秒516と午前のセッションでプジョーのトップに入りました。「ル・マンに戻ってくることができてうれしいよ!」とアンソニー・デイビッドソンは語ります。「気持ちよくドライブできた。いくつか小さな調整事項が出たけど、全体としてはこのコースでのプジョー908のバランスに満足しているよ。とてもいい感触だった」

3台のプジョー908と10人のドライバー
 この日のもう一つの目的は、チーム・プジョーの新しいリザーブ・ドライバー、ジャン=カール・ヴェルネイが規定ラップを走ることにありました。23歳のヴェルネイは規定の10ラップを走るべく、午後、8号車に乗り込みました。「結局11ラップ走った。じっくりと走り、他のマシンを抜くときには特に気をつけた。コース自体に慣れることはそれほど難しくない、それよりスピードの異なる他のマシンとの兼ね合いが難しいね。もっと長く走りたかったな!」

 午後終盤、ステファン・サラザンとセバスチャン・ブルデーがペースを上げました。ブルデーは3分28秒304のラップタイムを記録、終了間際にはステファン・サラザンが3分27秒876を記録し、プジョー8号車を総合3位に押し上げました。他のチーム員同様、ステファン・サラザンも今日の結果に満足しています。「僕たちは開発プログラムに忠実に従った。新しいマシンだから、セットアップはずっとやっていたよ。すばらしい能力を持っていて、ドライブするのが楽しいこのマシンで、いい結果を出すことができた」

「全プログラムをしっかりとこなすことができました」とブルーノ・ファミンは語っています。

「7号車はアラゴンで始まった耐久プログラムをしっかりやり終えました。このマシンについては、ル・マン24時間で走る距離をずいぶん超えて走っています。他の2台についても満足いく準備ができました。ただ、9号車のエンジンには問題がありました。今のところは載せ替えるつもりです。全体としては、非常に実り多い一日でした。マシンは3台とも無傷で、ドライバーたちも予定されたプログラムを完璧にこなしてくれました」

 今回のフルスケールのテスト走行を終え、チーム・プジョー・トタルは数日中にもスパ-フランコルシャンへと動き出します。スパ-フランコルシャンでは、3台のプジョー908と9人のドライバーが今シーズン初めてフル参戦します。「今日は、耐久性もパフォーマンスも見せることができました」と、オリビエ・ケネルは締めくくります。「ル・マン本番に最適なマシンで臨むためのデータをすべて集めることができました。スパ-フランコルシャンも、ル・マンに向けてのいい準備となるでしょう。今年のル・マン24時間は激しい戦いになりますよ」

【最終結果】
1位 アウディ R18 TD1 3号車 3分27秒687
2位 アウディ R18 TD1 1号車 3分27秒815
3位 プジョー908 8号車 3分27秒876
4位 アウディ R18 TD1 2号車 3分27秒878
5位 プジョー908 9号車 3分28秒304

プジョー・シトロエン・ジャポンでは、6月に開催される「ル・マン24時間耐久レースに向け、今後もプジョー・スポールの活躍を発信して参ります。


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