全日本選手権フォーミュラ・ニッポンを運営する日本レースプロモーションは8日、2012年に開催を予定していたシンガポールでのレース開催について、サーキット側から施設完成の遅れにより開催延期の希望があり、2012年の開催を延期すると発表した。
2012年のフォーミュラ・ニッポンシンガポール大会は、3月7日に都内で行われた記者発表会で明らかにされたもので、『アジアのスタンダード・フォーミュラ』を目指し、SGチャンギ社が建設と運営を担当しているチャンギ・モータースポーツ・ハブで開催される予定だった。
しかし8日、JRPはSGチャンギ社から「トラックデザインおよび全体レイアウトの変更に伴い、施設の完成が予定より遅れ、当初予定した2012年のフォーミュラ・ニッポンレース開催の延期を希望する」という打診を受け、新たなレース開催日程についての継続した交渉を行うことで合意したと明らかにした。
JRPとしては延期の理由が施設の充実が目的であること、また、2012年の工事完了時期を考慮し、2013年の開催に向けて準備を継続するとともに、現地側のプロモーションに協力する予定していくとのことだ。