アストンマーチン・レーシングは、アストンマーチンDBR S9に代わる新たなGT3マシン、アストンマーチンV12バンテージGT3のスペックを発表した。
すでに開発が公表されていたV12バンテージGT3は、プロダクションベースの6リッターV12エンジンを搭載。ドライサンプのエンジンは600馬力を発生。カーボン製プロペラシャフトにXトラック製6速シーケンシャルミッションを搭載。パドルシフトでの変速を可能にしている。
また、空力面でもV12バンテージのフォルムを損なうことなく新技術を投入。また、GT3カーとして標準的なトラクションコントロールとABSをV12バンテージにフィットさせているという。
V12バンテージは、世界中のGT3レースで使用可能で、FIA GT3選手権、ドイツのADAC GTマスターズ、ニュルブルクリンクVLN、ヨーロッパのブランパン耐久シリーズ、イギリスGTなど多方面で活用可能だ。
マシンのテストは10月にスタートし、10000kmのテストプログラムが組まれているという。2012年初頭にはデリバリーが始まる予定で、29万8000ポンド(約3752万円)で販売される。