キミ・ライコネンをかつて雇用したふたつのチームは、サー・フランク・ウイリアムズがライコネンと契約することは賢明だと考えている。
アブダビに姿を見せている69歳のサー・フランクは、ここ数日伝えられているライコネンとの交渉状況をうっかり漏らすつもりはなく、冷静さを保っている。
「お役に立てず残念だが、それについていかなるコメントも述べることはできない」と、サー・フランクが語ったと、Yallaf1.comが伝えている。
ライコネンがデビュー翌年の2002年から06年まで在籍したマクラーレンの現チーム代表、マーティン・ウィットマーシュは、ウイリアムズに助言することはあるかと尋ねられると、次のように答えた。
「彼と契約するよう努めてほしい」とウィットマーシュ。
「(ライコネンが)ハングリーなことを望んでいる。我々をワクワクさせるような能力を今も失っていないと確信しているし、F1にとってもそれは素晴らしいことだと思う」
「サー・フランクに私から契約するようあえて助言するようなことはない。だが、彼がそうすればエキサイティングに感じるだろう」
ライコネンがタイトルを獲得し、最後に優勝を飾ったチーム、フェラーリのステファノ・ドメニカリ代表は、彼のことをよく知っている人物だ。
「私はキミをとてもよく知っている」とドメニカリは語っている。
「彼は非常に強く、とても才能に溢れている。彼は我々とチャンピオンシップを勝ち取った最後のドライバーだ。彼もまた、自分が今も速いドライバーのひとりであることを示したいと思っているだろう」
ヨーロッパのメディアによれば、ライコネンとウイリアムズの契約は、今回のアブダビGP中に発表されると報じられていたが、現時点でそうした発表は行われていない。