マクラーレン・オートモーティブは17日、2013年仕様のマクラーレンMP4-12C GT3を公開し、主な変更点の詳細を明らかにした。
マクラーレンMP4-12C GT3は、F1マクラーレンのグループ企業として、市販スポーツカーを開発・販売してきたマクラーレン・オートモーティブがリリースしたスーパースポーツ、MP4-12Cの市販レーシングカー。2011年にテスト参戦を開始、昨年から本格的にカスタマー向けにデリバリーが開始され、ヨーロッパを中心に98のレースに出場、19勝を挙げている。
そのMP4-12C GT3の2013年バージョンは、既存の12年バージョンのオーナーに対してもパッケージとして提供されるアップデートが施されており、操縦性、信頼性をアップし、複雑さを省き効率をアップさせているという。
また、リヤウイングをはじめ空力パッケージも修正し、バランスとタイヤマネージメントを向上。さらにECUやダンパーにもアップデートを受けているほか、世界中の選手権に対応するよう、冷却系統も改良を受けており、高温のレースにも対応するためボンネットやダクトに変更を受けているという。
2013年仕様のMP4-12C GT3は、325,000ポンド(日本円約4,670万円)で販売。すでにFIA-GT選手権に参戦するセバスチャン・ローブ・レーシングが13年仕様を導入しているほか、GTアジアのクリアウォーター・レーシング、さらにスーパーGT300クラスに参戦するカーズ東海がシェイクダウンを済ませており、今季は日本でもその美しいフォルムを見ることができる。
McLaren GT wraps up competitive debut season with 12C GT3