今週末、ペンシルベニア州ポコノ・レースウェイで開催されるIZODインディカー・シリーズ第11戦。再びパンサー・レーシングのステアリングを握るライアン・ブリスコだったが、今季レギャラー参戦しているALMSの第4戦ライムロック・パーク決勝レースが6日に行われるため、インディカーの予選には間に合わないことが明らかになった。
チーム・ペンスキーのシートを失い、今季はレベル5モータースポーツからALMSに参戦しているブリスコ。インディ500では、チップ・ガナッシからスポットで参戦。さらに、その後もJR.ヒルデブラントが離脱したパンサー・レーシングのシートを手に入れ、デトロイトとミルウォーキー戦に参戦。今後もALMSのスケジュールに合わせ、インディカーに参戦することが決まっていた。
パンサー・レーシングは、ブリスコのスケジュールが難しい時は、いろいろなドライバーを今季は試すと明言していたが、ポコノでは予選に間に合わないブリスコを起用することを決めた。
ブリスコは、4日にポコノのテストに参戦し、翌日はライムロックでALMSの予選に参加。6日のALMS決勝レース後に再びポコノに帰り、7日のインディカーの決勝レースに挑む予定だ。
「パンサーは、土曜のプラクティスと予選に参加出来なくても、ポコノ戦で起用してくれる機会をくれて素晴らしいよ」とブリスコ。
「忙しい週末になるだろうね。でも幸運なことに、先週と木曜日にテストがあるビッグボーナスで、レースのための準備ができるんだ」
ブリスコは、予選に参加しないが、その分テストでは週末のレースセッティングに向けて時間をかけることができると語る。
「先週のテストでは決勝レースに向けての準備を行ったし、日曜日のフィールドから得られるものを得ようと努力したよ。ポコノは大きなトラックだし、400マイルと長いレースだ。クルーたちが熱心に働いてくれるのはわかっているし、木曜に出すタイムで前に行くことができるよ」
1989年以来のオープンホイールカーレースを迎えるポコノ・レースウェイ。インディカーは、先週に行ったテストでからドライバーたちのフィードバックを受け、空力レギュレーションのマイナーチェンジをし、今週末のレースでアンダーウイング部分のオプションパーツをリストに加えることを発表している。