ハンガリーGPでメルセデス移籍後の初勝利を挙げたルイス・ハミルトンが、2013年のタイトル争いに名乗りを挙げた。
今シーズンからシルバーアローに加入したハミルトンは、開幕当初こそ2013年のタイトル争いを否定していたが、メルセデスのパフォーマンス向上に加え、シーズン序盤に苦しんだレース中のタイヤの問題も克服、路面温度50度を超えたハンガリーで念願の今シーズン初勝利を手に入れた。
ハミルトンは今回の結果を受け、今シーズンのタイトル争いにチャレンジできる気持ちが芽生えたことを認めている。
「もちろん、それが心の奥底にあるのは確かだ」とハミルトン。
「(メルセデスと)サインした時、今年レースで勝てるとは思っていなかった」
「僕らには、一年の最も熱いレースで示したようなパフォーマンスがあった。これは間違いなく、僕らが次の9レースも前進し続け、さらに勝利できるという自信になるものだ。特に、次に向かうスパはより涼しいし、僕らに向いているかもしれない」
前半戦を最高の形で締めくくったハミルトンは、いつもとは違う夏休みを過ごすという。
「通常は夏休み中にそれほど体を鍛えたりはしない。でも今回は一生懸命トレーニングに取り組み、より強くなって後半戦に期待を持って臨むつもりだ」
現在ハミルトンは、124ポイントでドライバーズランキング4位に位置。首位のセバスチャン・ベッテルとは、48ポイントの差がある。