2013年F1ベルギーGPの金曜プラクティスで、ケータハムのシャルル・ピックはFP2で20位、ギド・バン・デル・ガルデは17位/19位、ヘイキ・コバライネンはFP1で16位だった。

■ケータハムF1チーム
シャルル・ピック　フリー走行1＝-位／2＝20位
　ハードタイヤを履いてFP2からスタートし、クルマはOKだったが、最初のランでコーナーの中盤から出口にかけてオーバーステアになる問題があった。2回目のランに向けていくつかのメカニカル変更を行ったが、オーバーステアの問題は解消されなかった。でも、さらなる変更を加えた結果、ミディアムタイヤを初めて装着した3回目のランではわずかながら改善できた。

　コーナーの中盤から出口にかけてマシンは落ち着くようになったが、今度はコーナーの入口で問題があったので、ロングランではフロントウイングを調整した結果、前進できたと感じた。

　コーナー入口でクルマをもっと安定させるために改善する必要がある。今夜この問題を見ていくとともに、明日と日曜の天候にも注意していかないとね。

ギド・バン・デル・ガルデ　フリー走行1＝17位／2＝19位
　今週末は、FP1でいいスタートを切れた。インスタレーションラップ時はウエットタイヤだったが、最初のランではインターミディエイトを履いた。しかし路面は急速に乾き出したので、タイヤはそれほど長く持たなかった。予選と決勝はFP1と同じようなコンディションになりそうなので、情報を得られたのはよかった。2回目のランではハードタイヤを履き、エンジニアが今夜作業を行うための情報をさらに集めることができた。

　FP2は天候が回復したが、最初のランではクルマの感触はよくなかった。ひどいオーバーステアで、トラクションもよくなかったので変更を施し、今度はミディアムタイヤを装着して2回目のランに出た。ミディアムでの最初の走行はOKだったが、タイヤの力をすべて引き出せてはいなかったので、もっと向上する余地があることは間違いない。

　ミディアムでのロングランの感触はすごくよく、デグラデーションレベルもOKだったが、ターン15でリヤのコントロールを失い、バリアに衝突し、セッションを終えることになったのは残念だった。なぜそういうことが起きたのかまだ確かではないが、今夜データを確認し、さらなる調査をしていく。

　もっと大幅に状態が上向くことを望んでいるし、いつもどおり忙しい金曜夜を過ごし、明日は前進できると思う。

ヘイキ・コバライネン　フリー走行1＝16位／2＝-位
　またマシンに乗ることができて嬉しい。バルセロナで最後に走った時からどれだけ進化したのかを確認できて喜んでいる。

　パッケージのバランスは向上しているし、乗ってみると全体的によく改善されていると感じる。

　すぐに挙げられる改善点もいくつかある。乗り心地はよくなっているし、ピッチングは少なくなり、特にフロント部は力強さが増している感じだ。

　一方、ブレーキングの安定性に関しては今日はいい感触を持てなかったが、これはFP2で作業できることだ。

　全体的には、このクルマでさらに走行時間を重ねることができ、チームの前進の手助けができて嬉しく思っている。