スバルは10日、千葉県の幕張メッセで開幕した『東京オートサロン2014 with NAPAC』の会場で2014年のモータースポーツ体制発表を行い、今年もスバルBRZ GT300の1台体制でスーパーGT300クラスに参戦すると発表した。
スバルは、BRZ GT300での参戦2年目となった昨年、ミシュランタイヤにスイッチするとともにマシンも大幅に向上。山野哲也/佐々木孝太のコンビで5度のポールポジションを獲得し、第5戦鈴鹿では優勝を飾るなど活躍した。
そんなスバルは今年、GT300クラスに、13年仕様のBRZ GT300をベースとして、さらに戦闘力の向上を図った14年仕様のBRZ GT300を投入。チーム運営は引き続きR&D SPORTが担当するとともに、STI総監督にも昨年までと同様に辰己英治氏が就いた。
ドライバーには、昨年から引き続き佐々木孝太が起用されたほか、昨年限りでスーパーGTから“勇退”した山野の後任として新たに井口卓人がチームに加入。このふたりのラインナップで、シリーズ優勝を目指す。
井口は、昨年の第5戦鈴鹿1000kmで第3ドライバーとしてSUBARU BRZ R&D SPORTをドライブし、山野、佐々木とともに優勝を獲得している。井口は、今回の発表に際して次のように意気込んだ。
「今年は佐々木孝太選手と力を合わせ、なぜ僕が今ここに立っているのか、このスバルのチームの一員になったのかをしっかりと考えて1年を戦い、絶対にチャンピオンを獲りたいと思います」