NASCARスプリントカップ・シリーズは28日、ケンタッキー・スピードウェイ(1.5マイルオーバル)で第17戦が行われ、レースの大半をリードする速さを見せたブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)が優勝を飾っている。

 今回のレースでは、予選からフォード・フュージョン駆るペンスキー勢が速さを発揮。ケゼロウスキーがポールポジション、そして僚友のジョーイ・ロガーノも2番手に続き、ペンスキーの2台がフロントロウを占める形となった。

 決勝でもこの2台がレースを支配することに。ピットストップのタイミングでロガーノが首位に出る場面もあるも、レースの主導権はケゼロウスキーが握る形で周回数が重ねられていった。

 そんな中、今回のレースでペンスキー勢に対抗して優勝争いを繰り広げたのはカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)。18番手とやや後方からのスタートとなったブッシュだが、タイヤ戦略などで好ペースを維持してレース中盤には2位争いを展開。その後、コーションのタイミングも味方につけて首位に浮上する場面もあったブッシュだったが、チェッカーまで残り20周というところでケゼロウスキーが再び首位を奪還。最後までポジションをキープし、ケゼロウスキーが今季2勝目を挙げた。

 最後まで首位を追うも1秒差で2位となったブッシュは「僕たちのトヨタ・カムリは速かった」とマシンのパフォーマンスを賞賛。ただ、終盤はオーバーステアの症状に見舞われており「クラッシュしないようにするのが精一杯だった」と語っている。

 3位にはライアン・ニューマン(シボレーSS)が入り、ケゼロウスキーとともにレースをリードしたロガーノは、ミスファイヤに見舞われたことで後退。9位でレースを終えている。

 なお、27日に同じくケンタッキーで開催されたネイションワイド・シリーズ第15戦では、終盤にカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)をかわしたケビン・ハービック(シボレー・カマロ)が制している。

本日のレースクイーン

七星じゅりあななほしじゅりあ
2025年 / オートサロン
尾林ファクトリー/東京オートサロン2025
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る