スーパーGTニュース

投稿日: 2014.08.11 00:00
更新日: 2018.02.17 02:07

ニッサン、2位獲得の23号車がランキング3位に浮上


2014.08.10

#23 MOTUL AUTECH GT-R、2位表彰台で選手権順位を上げる
SUPER GT第5戦 レースレポート

 8月10日(日)にSUPER GT第5戦FUJI GT 300km決勝レースが行われ、迫る台風11号の影響でセーフティカー(SC)の導入や中断などのためレースは行方が読めない展開となりましたが、予選2位からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が2位表彰台でレースを終え、選手権ランキングを5位から3位へと押し上げました。

 重く厚い曇り空の下、SCが隊列を先導しながらレースはスタート。3周目にグリーンフラッグが振られて、レーシングスピードでの競争が開始しました。路面はウェットでした。#23 GT-Rのスタートを担当したクインタレッリは、序盤から首位奪取を狙ってアグレッシブな走りを見せ、早々に#17 NSX CONCEPT-GTから首位を奪いましたが、複数台数がひしめき合う場所で背後に迫っていた#18 NSX CONCEPT-GTに逆転されてしまいます。その直後に激しい降雨となったことでSCが導入されると、7周にわたって追い越し禁止のSCランとなり、さらに赤旗によってレースは中断されてしまいました。

 レース再開後、#23 GT-Rは2位のまま周回を重ね、33周目にピットインして松田に交代。そののち徐々に路面は乾き始めて行きます。ピットではスリックタイヤの準備も行われ、松田も46周目にベストラップを更新するなど激しく追い上げました。しかし、終盤に再び激しい降雨のためSCが導入されSCランのまま66周目を迎え、#23 GT-Rは2位でフィニッシュしました。これによって#23 GT-Rはドライバー選手権ポイント15を加算しました。

 予選で不調だった#46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝)は、GT500勢最後尾の15位から決勝レースをスタートしました。序盤、SCランや赤旗中断などがありましたが、スタートドライバーの柳田は、冷静にチャンスを待って徐々にポジションをあげ、後半担当の本山にバトンタッチ。本山は、路面が乾いて行く難しいコンディションの中さらに順位を押し上げ、最終的には6位入賞を果たしました。