NASCARスプリントカップ・シリーズは14日、シカゴランド・スピードウェイ(1.5マイルオーバル)で第27戦の決勝レースが行われ、ブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)が“チェイス”初戦を制した。
12日午後に予定されていた予選が降雨によりキャンセルとなったことで、グリッドは練習走行の順位で決定。カイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)がポールポジションを獲得し、2番手にライアン・ニューマン(シボレーSS)、3番手にカール・エドワーズ(フォード・フュージョン)と続いた。
優勝したケゼロウスキーは、レース残り約80周というところでタイヤの脱輪に見舞われてピットイン。16番手まで順位を落とすが、終盤のコーションも利用してポジションを挽回し、首位を争っていたカイル・ラーソン(シボレーSS)とケビン・ハービック(シボレーSS)をパス。リードを奪うと、そのままトップでチェッカーを受けた。
ラーソンとの2位争いを制したジェフ・ゴードン(シボレーSS)が2位、そして3位にラーソンがつけた。トヨタ勢の最上位はデニー・ハムリンの6位となっている。
なお、13日にシカゴで決勝レースが行われたNASCARネイションワイド・シリーズの第26戦では、シボレー・カマロ駆るハービックが優勝を飾っている。