更新日: 2018.02.17 07:10
一貴「目標は優勝。昨年の結果を再現したい」
WEC第1戦 シルバーストーン プレビュー
トヨタ・レーシング、 チャンピオンとして開幕戦に挑む
2015年4月7日(火)
トヨタ・レーシングは、日本の自動車メーカーとして初めて世界耐久選手権(WEC)を制したチャンピオンチームとして、来る4月12日に行われる2015年WEC開幕戦シルバーストーン6時間レースに参戦します。冬のオフシーズンに行われたテストを順調にこなし、新しいシーズンに向けてチームはタイトル死守へと全力で臨みます。
昨シーズン、トヨタ・レーシングは幸先良く開幕戦シルバーストーン戦を1、2位で飾り、その勝利を皮切りに全8戦中5勝を成し遂げました。その主役であるTS040 HYBRIDは、省エネルギー規則が施行された新時代のモータースポーツにおける最高性能のレースカーであることを証明しました。
しかし、今シーズンはLMP1クラスで戦うアウディ、ポルシェ、トヨタの3メーカーは、いずれも性能を向上させて参戦、WEC史上かつてない激戦が予想されます。
2014年にWECドライバーズ・タイトルを獲得したトヨタ・レーシングのアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミは、開幕戦から新しいチームメイト中嶋一貴を加え、TS040 HYBRID1号車で開幕戦に挑みます。また、デビッドソンとブエミは、1905年以来、タツィオ・ヌボラーリ、スターリング・モス、グラハム・ヒルら偉大なイギリス人ドライバーが獲得して来た伝統ある王室自動車クラブ(RAC)国際ツーリストトロフィー(*注1)の保守にも挑みます。
*注1…シルバーストーンで開催される世界的ツーリングカーレースの勝者に与えられ、2013年からWECの優勝ドライバーに与えられています。
TS040 HYBRID 2号車は今年から、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザンにマイク・コンウェイが正式に加わります。コンウェイはすでに昨年彼らとチームを組んで3戦を戦い、バーレーンで勝利を挙げています。イギリス人のコンウェイが加わることで、TS040 HYBRIDは2台ともイギリス人ドライバーが走る事になり、シルバーストーンでは自国のファンの大きな声援を得ることになるでしょう。