27日、タイ・バンコクのホテルで、6月に開催されるスーパーGTの今季第3戦に関する記者発表会が行われ、GTアソシエイションの坂東正明代表も出席した。

　タイの地方都市ブリーラムに位置するチャーン・インターナショナル・サーキットで行われる今シーズンのスーパーGT第3戦。タイでは初となるFIAグレードI取得コースであるこのサーキットでは昨年、こけら落としとしてスーパーGT第7戦が開催され、決勝日は7万5168人、3日間で述べ13万1191人の来場者数を記録するなど大きな盛り上がりを見せた。

　27日に行われた発表会には、GTAの坂東代表とともにタイ政府の高官やサーキット関係者も登壇。スポーツ・オーソリティ・タイランドのサコン氏は、スーパーGTの成功などもふまえ、国が振興するスポーツのひとつとしてモータースポーツを位置付けた。

　この中でGTAの坂東代表は、タイ戦開催に向けての説明を行うとともに、「私たちGTAは、スーパーGTの開催を通してタイのモータースポーツ発展に寄与したいと願っております。そして近い将来、タイ選手と日本選手がスーパーGTで優勝を争う日がくることを念願しております」と語った。

　またサーキットのプロジェクトディレクターを務めるタナイシリ・チャンビタヤロン氏は、今年のスーパーGT開催に向けて仮説ピットを建設中であることを明かすとともに、昨年同様にトヨタとホンダのサポートレースを併催し、スーパーGTにもワイルドカードでタイチームを参戦させるべく準備しているのだと説明している。

　なお今回の発表会には、現地のトヨタやホンダの関係者、そしてサーキットの関係者も多数出席。5月8日からのチケット発売を前に、会場にはチケット販売予告ブースも登場していた。

　チャーン・インターナショナル・サーキットで開催されるスーパーGTの今季第3戦は、6月20日〜21日に開催される。