ドイツのROWEレーシングが、2016年のニュルブルクリンク24時間やスパ24時間への参戦を見据えて、メルセデスからBMWの新FIA-GT3車両にスイッチすることとなった。
ROWEはこれまで、メルセデスベンツSLS AMG GT3を採用し、今季はニュルブルクリンク24時間やブランパン耐久シリーズ(BES)に参戦していた。来季に向けては、BMWの新GT3車両となるBMW M6 GT3の2台体制を敷くとともに、BMWのワークスサポートチームの一員に加えられることとなった。
BMW陣営では、BMW Z4 GT3/GTEでBESやELMSを戦ってきた強豪チームのマルクVDSが今季限りで4輪レースからの撤退を表明していた。このマルクVDSに代わってワークスチームの一員となったROWEは、スパ24時間を含むBESの全5戦とともに、姉妹シリーズとなるブランパン・スプリントシリーズ(BSS)の全5戦にも参戦。この両シリーズから構成されているブランパンGTシリーズにもエントリーすることとなった。もちろん、ニュル24時間にも挑むこととなる。
チーム代表のハンス-ペーター・ナウンドルフは「BMWとパートナーシップを結ぶことができて、とてもうれしく思っている。モータースポーツの最高レベルの舞台で新たなBMW M6 GT3を走らせるというのは、チャレンジングであると同時に、モチベーションにもなるよ」と喜びを語った。