更新日: 2016.10.04 11:30
ウイリアムズ、シートベルトのトラブルを受けサプライヤーを変更へ
シンガポールGPのレース中に起きたバルテリ・ボッタスのトラブルを受け、ウイリアムズはアメリカGPまでにシートベルトのサプライヤーを変更しようとしている。
マリーナベイ・ストリートサーキットで行われたシンガポールGPの決勝レース中、ボッタスはシートベルトが緩みピットインを余儀なくされた。
ウイリアムズのパフォーマンス責任者であるロブ・スメドレーは、この極めて異例な事故が懸念材料であることを認め、再発防止策がなされるだろうと語った。
チームは次戦日本GPの金曜フリー走行で新しくOMP社製のシートベルトを試し、これを翌戦アメリカGPから現在のサプライヤーであるウィランズ社製のシートベルトに替えて導入する可能性がある。
「バックルに欠陥がない限り、シートベルトが緩むことはめったにない。だからバックル以外の何かによって緩んだのかもしれない」と語るスメドレー。
「バルテリがうっかりシートベルトにグローブやオーバーオールを引っ掛けたのであろうと、30数周走った後に何かがシートベルトを緩めたのだ。このようなことは二度と起こってはならない」
「マシンの信頼性やパフォーマンスなどよりも、ドライバーたちの安全の方がはるかに重要だ」
「だからあれは本当に残念な状況だった。我々は行動を起こしたよ」
「再発を防ぐためにいくつかの防止策を講じる。そしてシートベルトを変更するつもりだ」
「最も手っ取り早い手段として、次のグランプリで新しいシートベルトをテストするよ。もし全てが問題なければ、アメリカGPで投入できると思う」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています