更新日: 2016.03.27 10:04
WEC公式テスト2日目、ポルシェが連続トップ。トヨタ2番手
26日、ポールリカールで行われたFIA 世界耐久選手権(WEC)の公式テスト2日目は、前日首位のポルシェ919ハイブリッドが2日連続のトップタイムをマークした。
最終日を迎えたテスト2日目は、ポルシェがティモ・ベルンハルト/マーク・ウエーバー/ブレンドン・ハートレーの1号車を走らせたほか、トヨタ勢も6号車の小林可夢偉/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイの3人がTS050ハイブリッド5号車のステアリングを握った。
この日もポルシェは前日に続いて全セッションでトップタイムを記録。開幕戦シルバーストンに向けたハイダウンフォース仕様の919ハイブリッドを走らせたチームーは、ハートレーが午前中のトップタイムを記録すると、午後のセッションでは2日間の最速タイムとなる1分37秒445をマークした。
一方のトヨタも、初日の午前・午後で試したローダウンフォース仕様からハイダウンフォース仕様のTS050を引き継ぎ、可夢偉/サラザン/コンウェイが交互にドライブ。ニュータイヤのアタックを行ったサラザンが1分38秒273でこの日の2番手につけ、2日間総合でもトップ2のポルシェから唯一、1秒圏内に入った。
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アウディR18 e-トロン・クワトロは午後のセッションでブノワ・トレルイエが1分38秒827を記録し3番手。トヨタから約0.5秒、トップのポルシェからは1.382秒のギャップをつけられている。
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LMP2は、前日首位の36号車シグナテック・アルピーヌのオレカ・ニッサン05が1分46秒974までタイムを更新。LMGTE Proは朝のセッションで1分58秒台前半のタイムをマークしたAFコルセの2台がトップ2につけた。LMGTE Amはガルフ・レーシングの86号車ポルシェ919RSRがトップにつけたが、2日間総合では山岸大もドライブする50号車ラルブル・コンペティションのシボレー・コルベットC7-Z06がクラス最速タイムを記録。総合でも2台の新型フォードGTを上回っている。
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