更新日: 2020.10.05 14:07
ニッサン 2020スーパーGT第5戦富士 レースレポート
カルソニック IMPUL GT-Rが8位入賞
GT300クラスではリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが初優勝
SUPER GT 2020第5戦レースレポート
10月4日 富士スピードウェイ(静岡県)
【GT500】
スーパーGTの2020年シーズン後半に入る第5戦は、ようやく観客を動員しての開催となりました。昨年の最終戦以来、グランドスタンドには久々にGTファンの姿が。サーキットに少しずつ活気が戻ってきたなか、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)が予選でフロントロウを獲得しました。#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)も予選4番手につけ、GT-R勢の表彰台争いが期待されましたが、アクシデントやトラブルに見舞われ、苦しい結果となりました。
フロントロウからスタートした#12 GT-Rの佐々木は、1コーナーでトップとのブレーキング勝負で止まり切れずオーバーシュート。4番手まで順位を落としてしまいます。3番手に上がった#24 GT-Rの高星が一気にトップのマシンに近づき、ダンロップコーナーで見事逆転。予選6番手の#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリが3番手に続きました。
その背後では、スタート直後の1コーナーで、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)に並びかけようとしたマシンが接触。千代のドライブする#3 GT-Rは2コーナーを通過したあたりでフロントカウルが外れてしまい、コースサイドにストップし、ここで戦列を離れることになりました。
#24 GT-Rは12周目までレースをリード。13周目の1コーナーで2番手に後退しますが、離されることなく食らいついていきました。25周を終えてドライバー交代。マーデンボローが40周近い後半スティントを託されます。
ピットストップ時間とアウトラップで3台が先行し、全車がピットストップを終えた32周目には4番手となっていました。マーデンボローもハイペースで前を追いかけ、33周目の1コーナーで3番手のマシンに並びかけると、そのままサイド・バイ・サイドの戦いはコカ・コーラコーナーまで続きます。
ここでイン側を押さえていた#24 GT-Rは勝負に競り勝ち、表彰台圏内の3番手に上がりました。しかし、35周目に突如スローダウンし、緊急ピットイン。ステアリングに不具合が生じたためで、チームは何とか修復してふたたびマシンをコースへ送り出しましたが、トップからは5周遅れとなり、最終的には14位でチェッカーを受けました。