好スタートでレースをリードしたのはアンドレア・イアンノーネ(スズキ)だったが、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)が6コーナーでトップに浮上。イアンノーネ、マルク・マルケス(ホンダ)、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が続き、1周を終えて、ザルコ、マルケス、イアンノーネの順でコントロールラインを通過する。
ザルコはファステストラップを更新しながらレース序盤をリードし、6周目までトップをキープしたが、7周目の2コーナーでフロントからスリップダウン、リタイアに終わってしまう。

これでトップに浮上したのが6周目にマルケスを交わしていたドビジオーゾ。マルケスとイアンノーネが激しいポジション争いを展開する間に、ドビジオーゾが少しずつリードを広げていく。
マルケスとイアンノーネがバトルでペースを落とす中、ドビジオーゾが逃げ、後方からはビニャーレスとバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が2番手争いのふたりに迫って来る。
11周目の5コーナーでイアンノーネが転倒、この時点でマルケスの真後ろに迫っていたビニャーレスは、12周目にマルケスを交わして2番手に浮上。さらにロッシも12周目の最終コーナー進入でマルケスの前に出ることに成功。マルケスは4番手に後退する。

ここからビニャーレスはドビジオーゾとの差を縮め、14周目の6コーナーでトップに浮上。しかし、ドビジオーゾもトップスピードのアドバンテージを生かして、ビニャーレスの前に出る。