ホンダ MotoGP第2戦アルゼンチンGP MotoGPクラス予選日レポート
マルケスが今季初のPP獲得。クラッチロー3番手、ペドロサ5番手から決勝に挑む
天候:曇りのち雨
気温:17℃
コースコンディション:ドライのちウエット
MotoGP レポート
アルゼンチンGPの予選は、不安定な天候の中で行われました。午前中に行われたFP3はドライからウエットへ、午後のFP4はフルウエット、そして、Q1とQ2はハーフウエットと、目まぐるしくコースコンディションが変化しました。
ライダーにとっては集中力を要求される一日となり、チームにとっては、目まぐるしく変わるコンディションに対応しなければならない、大忙しの一日となりました。その中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季初のポールポジション(PP)を獲得。FP3では、セットアップを進めている途中で雨が降り始めたことが影響し、5番手タイムとなりましたが、FP3終了後の総合タイムでは3番手となり、Q2進出を果たしました。
その後も雨は降り続き、予選前に行われるFP4はフルウエットとなりました。マルケスはこのセッションで、今大会初のトップタイムをマーク。続くQ2でもライバルを圧倒する走りで今季初のPPを獲得しました。コースコンディションがドライであろうとウエットであろうと、マルケスは安定した速さをみせました。決勝でも不安定な天候が予想されますが、アルゼンチンGPの2連覇と今季初優勝が期待されます。
初日に7番手だったカル・クラッチロー(LCR Honda)は、FP3でセッションのトップタイムをマークし、総合2番手でQ2に進出。ドライコンディションで走行できたセッションの途中まで、順調にセットアップを進めました。そして、フルウエットになったFP4でも好調な走りをみせ、マルケスに続いて2番手タイムをマーク。ハーフウエットのQ2でも快調にラップを刻み、今季初のフロントローを獲得しました。開幕戦カタールGPで転倒リタイアとなってしまった雪辱を果たすべく、今大会ではマルケスとともに表彰台を目指します。
初日で13番手と出遅れたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、2日目のフリー走行と予選で大きく前進し、5番手へとポジションを上げました。FP3では、ダイレクトにQ2へ進出するためにトップ10入りを目指しますが、セッションの途中から雨となり、果たせませんでした。その結果、Q1からの予選となりましたが、このセッションでトップタイムをマークし、Q2では5番手タイムをマークして、初日の遅れを一気に取り戻しました。難しいセッションで大きく前進したペドロサ。決勝では、今季初となる表彰台に、マルケス、クラッチローとともに挑みます。
ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、17番グリッドから決勝をスタートすることになりました。フルウエットのFP4では5番手タイムをマーク。上り調子をアピールし、その走りがウエットコンディションのQ1でも期待されましたが、タイヤの選択がうまくいかず、17番手で予選を終えました。チームメートのティト・ラバトも、難しいコンディションで力を発揮できず20番手。決勝では、ミラーとともに追い上げのレースに挑みます。