MotoGPクラスデビューとなった開幕戦カタールで9位に入賞し、初ポイントを獲得したルーキーのアレックス・リンス(スズキ)だが、開幕戦翌週のモトクロストレーニング中に右足かかとを骨折し、ケガを抱えたまま第2戦アルゼンチンに臨まなければならなかった。
アルゼンチンでは予選23番手から決勝に臨んだが、転倒を喫し、再スタートしたものの、骨折した右足を打撲したため、ピットに戻ってリタイアに終わった。
COTAではMoto3時代の2013年に優勝、Moto2時代の2015年に3位、昨年は優勝している得意とするコースで、参戦した全レースを上位で完走している。

「COTAにはいい思い出がある」とリンス。
「Moto3、Moto2時代はいいレースができた。コースは非常に幅が広く、コーナー同士が連続しているから、ライディングしていてとても楽しいよ」
「路面のグリップもいいからハイパフォーマンスを発揮できるが、タイヤの消耗には気を付けなければならない。しかし、これが僕たちのマシンのポテンシャルを最大限に引き出すことに役立つことを願っている。オースティンは多くのファンが詰めかけ、週末はパーティ会場のようで、本当に楽しい」