Eri Ito

 そして、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)もまた、喜べないレースの終わり方をしたひとりだった。

 レース序盤に3番手に後退し、トップのマルティン、2番手のバスティアニーニとの差を広げられていたバニャイアだったが、15周目、16周目にファステストラップを連発した。16周目に記録した1分30秒877は、ファステストラップのレコードを更新するものだった。

 だが、21周目、バニャイアは8コーナーの進入で転倒を喫してリタイアとなった。まだほとんどバイクをバンクさせていないうちからフロントタイヤが切れ込む、奇妙な転倒だった。

 バニャイアは、MotoGP.comのインタビューで以下のように答えている。フロントタイヤだけではなく、リヤタイヤもまた、奇妙な働き方をしていたようだ。

「リヤタイヤが機能し始めたのは、15周目以降だったんだ。信じられないことだよ。その後、僕はあまりフロントを使いすぎることなく攻めていった。フロントにあまりいいフィーリングがなかったから」

「そのあと、ブレーキングの前にフロントが切れ込んだんだ。僕は18、20メートルくらい前にブレーキをかけ始めるんだけど、バイクを傾けることなくフロントを失った。フロントの角度は32度だったし、ドライコンディションで(この状態の)フロントが切れ込むなんてありえない。今日は何もかもがおかしかった。ただ、ここ3戦で、こういうことが起こるのは2回目だ。次は他のライダーにこういうことが起こるかもしれない」

「懸命に取り組んで、速く走り、誰よりも強かったんだ。優勝できるポテンシャルがあった。でも、コントロールできないことだった。そしてこういう結果になった。なんとも言えないけど、3位を獲得できたはずだ。残念だし、すごく悔しい。怒りを感じているよ」

 ポールポジションを獲得し、スプリントレースで優勝したバニャイアは、決勝レースもまた、優勝候補の筆頭であるはずだった。不満を口にするのも無理はない。

 エミリア・ロマーニャGPの結果、チャンピオンシップとしては、ランキングトップのマルティンとランキング2番手のバニャイアとの差は、24ポイントに拡大した。

自身のミスとは違う要因での転倒に、バニャイアも納得しきれない様子

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