ホンダ 2017MotoGP第4戦スペインGP 予選レポート
ペドロサが今季初のPPを獲得。マルケス、クラッチローと続き、Honda勢3人がフロントローを占める
天候:晴れ
気温:25℃
コースコンディション:ドライ
第4戦スペインGPの予選は、ホームGPに闘志を燃やすダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、今季初のポールポジション(PP)を獲得しました。初日から好調な走りをみせたペドロサは、トップタイムでQ2へ進出。予選で2度のアタックを行い、1分38秒台を3度マークし、1分38秒249のベストタイムでPPを獲得しました。
ペドロサがPPを獲得するのは、15年のマレーシアGP以来2年ぶりとなります。昨年は予選、決勝ともに苦労が続きましたが、今年は順調なシーズンのスタートを切り、今大会は金曜日、土曜日と2日連続で快調にラップを刻み、上り調子をアピールしました。決勝では、昨年のサンマリノGP以来の優勝に挑みます。
2番手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、初日の14番手から2日目のフリー走行で4番手に浮上、総合4番手でQ2に進出しました。予選前のFP4では、快調にラップを刻み、今大会初のトップタイムをマークしました。予選ではチームメートのペドロサにPPを譲りましたが、決勝ではペドロサとともに優勝候補の筆頭です。決勝では、今季初のRepsol Honda Teamの1-2フィニッシュが期待されます。
初日3番手と好調なスタートを切ったカル・クラッチロー(LCR Honda)は、総合6番手でQ2に進出を果たすと、アルゼンチンGP以来2戦ぶりのフロントローを獲得しました。昨年はシーズン序盤に苦労しましたが、今年は第2戦アルゼンチンGPで3位になり表彰台に登壇、第3戦アメリカズGPでは4位と、安定した速さをみせてきました。ヨーロッパラウンドに入っても好調をキープし、今季2回目のフロントローを獲得しました。
Honda勢は、2014年のドイツGP以来となるフロントロー独占を果たしました。
初日2番手と好調なスタートを切ったジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、2日目のフリー走行でも10番手につけ、今季初となる直接のQ2進出を果たしました。Q2でも今季ベストの10番手をキープし、今季ベストグリッドを獲得。開幕から4戦連続のトップ10フィニッシュと、開幕戦カタールGPの8位以上を目標に決勝に挑みます。
ミラーのチームメートであるティト・ラバトも、フリー走行で総合12番手。予選前のFP4でも10番手と今季一番の内容で、フリー走行を終えました。Q1ではクリアラップをうまく取れず、18番グリッドとなりましたが、開幕から4戦連続のポイント獲得と、今季ベストリザルトを狙います。