MORIWAKI MOTUL RACING 2017全日本ロード第3戦SUGO 決勝レポート
高橋選手コメント
タイヤのグリップ感が少し足りない、という課題を抱えたふたたびでの予選、そして決勝レースでしたが、それが原因で清成選手が転倒してしまいました。ライダーに怪我がなく、マシンもピットに戻って来られて再スタートできたのが不幸中の幸いでした。
再スタートを清成選手が走り、その後自分が19周走りました。自分が乗ったときには転倒の影響かバイクが完全な状態ではなかったので注意しながら、確認しつつ少しずつペースを上げていきました。
周回を重ねるうちに多少余裕も出てきたので、トラクションコントロールや電子制御の違うマップを試してみました。結果は残念でしたがレースのチェッカーは受けられましたし、雨のデータも収集することができました。
鈴鹿8耐トライアウトは鈴鹿サンデーロードレースで挑戦することになると思いますが、確実に権利を獲得して、次戦もてぎに臨みたいと思います。
清成選手コメント
朝の予選はこのバイクで初めて雨で走って、時間が無いなかの割には順調に予選は終わりました。ルマン式スタートの場合、6位以内でなければ上位に上がるのは難しいのでスタート後にいる位置でレース展開を考えようと思っていました。
自分は渡辺一馬選手の後ろで抜くにはリスクを追うので後ろで様子を見ようと思った矢先の馬の背コーナーでリアから滑って転倒してしまいました。タイヤのグリップ感不足は前から出ていた課題なのでそこは意識して注意していたつもりですが、転倒してしまったのは完全に自分の操作ミスです。
新型マシンをまだまだパーフェクトな状態に持っていくことはできていないのですが、このウイークではできる範囲の中でベストな状態にまでチームはマシンを仕上げてくれました。
ペースを上げたつもりは無いのですが、その状況のなかでマシンをコントロールできなかったのは自分のミスです。チームにも裕紀にも申し訳ない気持ちです。