最終ラップにトップで入ったのはロッシ。しかし、ロッシは6コーナーでラインを外し、そのインをついてビニャーレスがトップに浮上する。

 ロッシもすぐにリカバリーし、ビニャーレスの背後で前をうかがうが、11コーナーでスリップダウン。最終ラップにファステストラップを更新して逃げ切ったビニャーレスが今シーズン3勝目をマーク。ヤマハのグランプリ通算500勝目を達成した。

 2番手にザルコが続き、MotoGPクラス初表彰台を獲得。フランス人ライダーのMotoGPクラス表彰台獲得は、2009年イギリスGPのランディ・ド・ピュニエ以来となる。

 13番グリッドから追い上げたダニ・ペドロサ(ホンダ)は、18周目に4番手に浮上、最終ラップのロッシの転倒により、3位表彰台を獲得した。

 終盤まで接戦を続けたアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)とカル・クラッチロー(ホンダ)の4位争いは、ドビジオーゾが制して4位入賞。5位にクラッチローが続いた。16番グリッドからスタートしたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は序盤にはトップ10圏内に進出、6位でチェッカーを受けた。

 7位にジョナス・フォルガー(ヤマハ)、8位にジャック・ミラー(ホンダ)、9位にロリス・バズ(ドゥカティ)、10位にアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が入賞。

 ティト・ラバット(ホンダ)が11位、ポル・エスパルガロ(KTM)が12位、ブラドリー・スミス(KTM)が13位に続き、サム・ロウズ(アプリリア)は14位入賞とMotoGPクラス初ポイントを獲得。代役参戦のシルバン・ギュントーリ(スズキ)は15位に入賞した。

 ロッシは転倒後、再スタートできずにリタイア。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は9番手まで浮上しながらマシントラブルで終盤の24周目にリタイア。ドゥカティのインディペンデントチーム勢は次々にトラブルに見舞われ、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が18周を終えて、スコット・レディング(ドゥカティ)は8周を終えて、カレル・アブラハム(ドゥカティ)は4周を終えて、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)は2周を終えてピットに戻ってリタイア。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は1周目に転倒リタイアに終わった。

 チャンピオンシップ争いは、ビニャーレスがランキングトップに浮上、ペドロサが17ポイント差のランキング2位に上がり、ロッシはペドロサから6ポイント差のランキング3位に後退、マルケスはロッシと4ポイント差のランキング4位に後退した。

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