レース中盤。レイは後続に3秒以上のアドバンテージを築いてトップ独走。2番手サイクスも、3番手ファン・デル・マークもそれぞれ後方に大きな差をつけ、トップ3台はそれぞれ単独走行で周回を重ねる。その後方ではアレックス・ロウズ(ヤマハ)とチャズ・デイビス(ドゥカティ)が順位を入れ替えながらの激しい4位争いを展開した。

残り5周。サイクスがファステストラップを連発しながらレイとの差をじりじりと詰め始めた。同時にロウズとの4位争いを制したデイビスがファン・デル・マークに迫る。
残り2周。デイビスがファン・デル・マークを捕らえて表彰台圏内に浮上。

ラストラップ。サイクスはレイを追い詰めることはできずダブルウインならず、レイが今季8勝を獲得。デイビスがファン・デル・マークの反撃を抑えて3位表彰台を得た。
また、同日開催のスーパースポーツ世界選手権(WSS)ではケナン・ソフォグル(カワサキ)が優勝。日本人勢では、大久保光(ホンダ)が9位、渡辺一樹(カワサキ)が15位、國川浩道が26位でフィニッシュした。
以下、SBK第6戦レース2の順位結果。

■SBK第6戦イギリス レース2順位結果
Pos. | No. | Rider | Team/Machine | Time/Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | J.レイ | カワサキ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R) | 33'53.138 |
2 | 66 | T.サイクス | カワサキ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R) | 1.601 |
3 | 7 | C.デイビス | Aruba.it レーシング-ドゥカティ(Ducati 1199 Panigale R) | 12.200 |
4 | 60 | M.ファン・デル・マーク | パタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム(Yamaha YZF R1) | 12.984 |
5 | 22 | A.ロウズ | パタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム(Yamaha YZF R1) | 18.953 |
6 | 2 | L.キャミア | MVアスグタ・レパルト・コルセ(MV agusuta 1000 F4) | 23.971 |
7 | 12 | X.フォレズ | バーニーレーシングチーム(Ducati Panigale R) | 29.892 |
8 | 40 | R.ラモス | チームカワサキ・ゴー・イレブン(Kawasaki ZX-10R) | 44.742 |
9 | 27 | J.ディクソン | ロイヤルエアフォースReg.&Res.カワサキ | 50.622 |
10 | 35 | R.デ・ロサ | アルシアBMWレーシングチーム(BMW S1000 RR) | 51.749 |
11 | 6 | S.ブラドル | レッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチーム(Honda CBR1000RR) | 59.459 |
12 | 84 | R.ルッソ | グアンダリニ・レーシング(Yamaha YZF R1) | 1'12.794 |
13 | 37 | O.ジェゼック | グリッリーニ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R) | 1'22.719 |
14 | 86 | A.バドビーニ | グリッリーニ・レーシング・チーム(Kawasaki ZX-10R) | 5 Laps |
– | 32 | L.サバドーリ | ミルウォーキー・アプリリア(Aprilia RSV4 RF) | 8 Laps(リタイヤ) |
– | 33 | M.メランドリ | Aruba.it レーシング-ドゥカティ(Ducati 1199 Panigale R) | 15 Laps(リタイヤ) |
– | 36 | L.メルカド | IODAレーシング(Aprilia RSV4 RF) | 15 Laps(リタイヤ) |
– | 81 | J.トーレス | アルシアBMWレーシングチーム(BMW S1000 RR) | 18 Laps(リタイヤ) |
– | 50 | E.ラバティ | ミルウォーキー・アプリリア(Aprilia RSV4 RF) | 20 Laps(リタイヤ) |
– | 15 | A.デ・アンジェリス | ペデルチーニ・レーシング・SC-プロジェクト(Kawasaki ZX-10R) | 21 Laps(リタイヤ) |
– | 91 | L.ハスラム | カワサキ・プッシェティ・レーシング(Kawasaki ZX-10R) | 22 Laps(リタイヤ) |
– | 88 | R.クルメナヒャー | カワサキ・プッシェティ・レーシング(Kawasaki ZX-10R) | 0 Lap(1周できず) |