ホンダ 2017MotoGP第6戦イタリアGP 決勝レポート
コメント
マルク・マルケス(MotoGP 6位)
「今大会は1周目がとても大事なことが分かっていたし、いいスタートが切れたのでプッシュすることにしました。しかし、しばらくするとコーナーでフロントのフィーリングに苦戦するようになり、後続のグループにつかまりました」
「今日はフロントに左右非対称のミディアムを選択しました。ハードでは、レースを走りきることができないと思ったからです。ハードのフロントはフィーリングはいいのですが、持ちが心配でした」
「しかし、ミディアムの右側はハードよりも硬く、ムジェロは右側が重要になるので、それを選択することにしました。それでもある時点から厳しい走りを強いられるようになり、それからはリスクを冒さず完走することにして、最終的に6位でフィニッシュできました。チャンピオンシップは、激しく順位が入れ替わっています。それだけに、フロントのフィーリングの改善に全力を尽くさなければなりません」
ティト・ラバト(MotoGP 11位)
「今日の結果はとてもうれしいです。トップグループとの差も、これまでで最も小さかったし、とても満足しています。今日はスタートしたあと100%プッシュして走り、カル・クラッチローと一緒に長く走れました」
「その後、ダニが前を走っていましたが、リアタイヤが消耗していて、体力的に疲れてもいたので、完走する走りに切り替えました」
ジャック・ミラー(MotoGP 15位)
「今週はマシンのセットアップが決まらず、特にフロントのフィーリングが改善できない状態の中、こうしてポイントを獲得できたことはとてもうれしいです。転倒もなく、ウイークを通じてベストを尽くしました。連戦となる次のバルセロナがとても楽しみです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
「今大会はグリップ不足に苦しみ、決勝では、さらに状態が悪化しました。スタートから、フロントもリアもグリップ感がなく、多くのライダーにパスされました。ストレートでもマシンが滑っているような感じで、それをコントールするのは難しく、長いレースでした」
「最終ラップには、カルをパスしようとして転倒し、彼を巻き込んでしまいました。申し訳ない気持ちです。2人ともケガがなかったのが幸いです。連戦となる次戦カタルニアGPではいいレースができると思うし、楽しみにしています」
カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
「レースなので仕方ありません。しかし転倒したときは、ダニに腹を立ててしまいました。転倒は、後ろの方からマシンが滑ってきて、気がついたときにはダニの上にいました。今日の彼は、自分のポジションにフラストレーションを抱えていることは明らかでした」
「今大会はレースウイークを通じて苦戦しました。そのため今日は限界までプッシュせず、フロントタイヤの状況をみながら最後まで走ろうと思いました。バルセロナのテストは難しく、今大会でもうまくセットアップを進めることができませんでした」