計測1周目、2周目は、清成、高橋がワンツーでトップ通過を果たす。2周目の清成はついに49秒に入れてきた。4周目の計測でも清成2番手、高橋3番手となり、Q3進出を果たした!

 そして迎えたQ3。計測1周目に高橋も49秒台に入れる1分49秒816をたたき出すもノックアウト。6番グリッドが確定した。清成はQ3計測全て49秒台に入れ計測3周目にノックアウト、4番グリッドを獲得した。 新型CBR1000RRのセットアップに苦慮している中で高橋、清成の両ライダーの頑張りによるQ3進出は会場内を多いに沸かせた。

 明日の決勝レースは、セカンドロー4番手と6番手からスタート。MORIWAKI MOTUL RACINGの本領発揮となる白熱したレースになるか。チーム一丸となって闘いに臨む。

高橋選手コメント

「金曜日の走行で決勝レースを想定してタイヤテストをしてタイヤを決めて、今日の予選のQ1でセッティングのアジャストをしました。Q3まで残れたら万々歳だと思っていたのですがQ3でもタイヤテストをひとつ行いました。Q3で清成選手に負けたくはなかったですが仕方ないですね。 前戦までのセミ耐久レースからスプリントレースとなり、自分のマシン一台に絞られるので走る時間も増えますし、セットも自分用にすることができます。チームメイトの清成選手は最大のライバルでもあるのでお互い切磋琢磨しながら自分に足りないところを速くなれるように実践しています。実は事前テストでは自分はあまり走れなかったのですが、清成選手が良いと言っていたセットをそのまま使用していますし、逆に自分が良いと思ったセットを清成選手も試しているのでMORIWAKI MOTUL RACINGとして2台になったことでマシンの開発速度も2倍になったと思っています。 明日の朝フリーで今日まで積み重ねてきたものをもう少しだけセットをアジャスト・確認をして決勝レースに臨みます。」

清成選手コメント

「自分でもビックリする予選結果です。チームメカニック、サスペンションメーカーさん、タイヤメーカーさんにいくら感謝しても足りないくらい感謝しています。それくらい昨日までの状態がひどかったです。とは言え、単純にトラブルが出たわけではなく、前に進もうとして新しいことをしたのですがなかなか上手く噛み合わず、サスペンションや電気系統などにトラブルが発生してしまい、昨日の時点では正直なところ、予選どころではなく決勝を見据えて走ることに気持ちを切り替えていました。決勝を見据えてとは言いながらも、いつも通り集中して全力を尽くして走っていたのですが、予選を走って行くうちに問題の解決に向けた方向性が見えてきました。昨日から今日までの短期間でここまでマシンを仕上げてくれたチームのおかげです。 Q2に進出して最初にふるい落とされると思っていたのですが、他のライダーさんたちがノックアウトされて3列目スタートはラッキーだな、と思っていたらまさかのQ3進出でした。Q3は、もう行くしか無い!と思って走りました。 明日の朝フリーでもう少しアジャストして決勝レースに臨みたいと思います。」

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