ホンダ 2017MotoGP第7戦カタルーニャGP 決勝レポート
コメント
マルク・マルケス(MotoGP 2位)
「週末をこういう結果で終われてとてもうれしいです。なぜなら、昨日4回、そして今日の朝に1回転んで、精神的にかなり厳しい状況に追い込まれていたからです。自分自身の走りとマシンへの自信を取り戻すために、チームが全力でヘルプしてくれました」
「そしてレースの前には“自分は昨年のマルクと同じだ”と言い聞かせました。自分のスタイルは常にプッシュし、決してあきらめないことです。だから今日も、優勝を目標にレースに臨みました。スタートしてすぐに(ダニロ・)ペトルッチ(ドゥカティ)が真横に当たってきました」
「バランスを取り戻したので本当に幸運でした。それからはレースに集中しました。(アンドレア・)ドヴィツィオーゾがプッシュして前に出たときは、自分もプッシュしましたが、今日の彼は速くて、2位になることを目標にしました」
「チャンピオンシップはまるでジェットコースターのようです。とにかく、一戦一戦レースに集中し、100%のトライをしなくてはいけません」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 3位)
「今日の結果にはとても満足しています。チェッカーを受けて表彰台に立てたときは、いつもすばらしい気持ちになります。先週のイタリアでは、ひどいレースをしましたが、今週はポールポジションを獲得して、地元ファンの前で表彰台に立てました」
「正直、もう少しいいレースができると思っていましたが、今日はタイヤにとても厳しいコンディションで、グリップがあまりよくありませんでした。トップに立ったときにレースをリードしようとしました。しかし、ドヴィツィオーゾに抜かれてからは、タイヤをセーブする走りをする必要がありました」
「今日のタイヤは、フロントもリアもミディアムをチョイスしましたが、最後は限界に達していました。でも、両方ハードよりもいい選択だったと思います。パフォーマンスや耐久性も大事ですが、フィーリングがとても重要になります」
「厳しいレースでしたが、最終的に表彰台に立てたのですばらしいレースでした。明日のテストではフロントのフィーリングを改善し、いくつかのステップを刻みたいです」
カル・クラッチロー(MotoGP 11位)
「今日は完走できました。これが今大会の一番大事なことだったと思います。今日はそれほどすばらしい日ではありませんでしたが、17番手からスタートしたことを考えれば、11位になれて十分満足しています。愚かなことだと言われるかもしれませんが、今日は表彰台に上がる自信がありました」
「みんなのペースが落ちてくることを想定してハードタイヤを選びましたが、思ったほどうまくはいきませんでした。今週は予選で17番手。ミスもしてしまい、不利な状況になりました。でもHondaはすばらしい仕事をして、マルクとダニを表彰台に上げました」
「でもドゥカティのマシンはストレートで速かったです。これからも引き続き、一生懸命に取り組まなければなりません。ドヴィはすばらしい仕事をしました。とてもうれしく思います」
ティト・ラバト(MotoGP 15位)
「ホームレースだったので、もっといい結果を出したかったです。100%で走り、これ以上は無理でした。レース終盤に向けて快適に走ることができました。今日はトップと40秒差。昨年は1分差だったので、20秒短縮できました。今シーズンはすべてのレースで完走していますし、ポイント圏内にいます。問題はレース序盤に、ほかのライダーをオーバーテイクするペースがないことです」
ジャック・ミラー(MotoGP リタイア)
「セットアップに改善点を見つけ、ウォームアップではいいペースがありました。そのペースを決勝でもキープして、1分47秒台後半のリズムを刻んでいました。(バレンティーノ・)ロッシ(ヤマハ)や(ホルヘ・)ロレンソ、そして(ヨハン・)ザルコ(ヤマハ)がいる集団を追いかけていました」
「とても快適に走っていましたが、ダウンヒルのコーナーで縁石に当たって転倒してしまいました。いいポジションを得られるよう一生懸命取り組んできました。残り11周だったし、快適に走っていたときの転倒なのでとても残念です。ポジティブなのは、フロントの感触が戻ってきたことです。次のアッセンが楽しみです」