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投稿日: 2017.06.21 20:19
更新日: 2017.06.21 21:52

MotoGP:ダッチウェザーがライダーたちに猛威を振るうか?/オランダGPプレビュー


MotoGP | MotoGP:ダッチウェザーがライダーたちに猛威を振るうか?/オランダGPプレビュー

 Moto2クラスはドライコンディションでスタートしたが、残り2周で雨により赤旗が掲示され、21周通過時点の順位でレース成立。序盤からトップ集団につけ、10周目にトップに立った後、後続とのリードを広げていた中上 貴晶(カレックス)がグランプリ初優勝を達成した。2位にヨハン・ザルコ(カレックス)、3位にフランコ・モルビデリ(カレックス)が入賞。

 Moto3クラスはドライコンディションで争われ、序盤から15人前後のライダーがトップグループを形成。最終ラップの最終シケインで前に出たフランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)がグランプリ初優勝を達成。アンドレア・ミーニョ(KTM)が2位、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)が3位でチェッカーを受けたが、ミーニョは最終ラップに危険なライディングをしたことが審議対象となり、1ポジション降格のペナルティを受け、ジャンアントニオが2位、ミーニョが3位という結果となった。

 MotoGPは7戦を終えて、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が3勝を記録し、ランキングトップをキープする。

 しかし、第7戦カタルーニャGPでビニャーレスは苦戦。予選9番手、決勝10位と完走したレースでは今シーズンワーストのリザルトとなった。レース後のオフィシャルテストでは問題の解決に向け周回を重ね、2番手タイムを記録したが、ヤマハが結果を残しているオランダGPでどのように戦えるのかに注目が集まる。

 イタリアGP、カタルーニャGPと連勝したアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)はビニャーレスとの差を7ポイントに縮めてきた。ドゥカティの快進撃がこのまま続くのかに注目が集まる。

 マルク・マルケス(ホンダ)はアメリカGP以来勝利からは遠ざかっているが、スティディなレースでドビジオーゾと16ポイント差のランキング3番手をキープする。カタルーニャオフィシャルテストではトップタイムを記録、その勢いをアッセンにつなげることができるのか。

 ランキング4番手のダニ・ペドロサ(ホンダ)はイタリアGPでノーポイントを喫したが、カタルーニャGPではポールを獲得、決勝では3位に終わったものの、マルケスとの差は4ポイントと接戦。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はカタルーニャGPではビニャーレスと同様に苦戦したが、ペドロサとは1ポイント差のランキング5番手につける。

 ルーキートップ、インディペンデントチームトップのランキング6番手にヨハン・ザルコ(ヤマハ)。ヤマハ勢が苦戦したカタルーニャGPではヤマハトップの5位入賞を果たすなど、シングルフィニッシュを続けている。ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)も、ようやくドゥカティのマシンに順応が進み、ランキング7番手まで挽回して来た。

 アッセンは天候の問題もあり、例年荒れるレース。チャンピオンシップ争いでも中盤戦のポイントとなる一戦となるだろう。


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