コメント
マルク・マルケス(MotoGP 3位)
「表彰台に立ててとてもハッピーです。レース内容もよかったです。今大会は、ドライコンディションになれば十分に戦える状態でしたが、最高の状態とは言えませんでした。今日のようなコンディションでは、多くのポイントを獲得することもありますが、失うこともあります」
「そういう状況だったので、今日はリスクを負わず、確実に走りきることにしました。今日は優勝争いに加わることができたと思います。しかし、何度か危ないシーンもあり、チャンピオンシップを考えればとても危険な状況でした」
「限界がどこにあるのかも分からないし、細心の注意を払い、一貫したペースで走りきることにしました。これで総合4位へとランクを下げましたが、ランキングはそれほど重要ではなく、首位と11点差まで迫れたことがとても重要です。ここから先、自分たちにとって相性のいいサーキットもあるので、引き続き、全力で挑みたいです」
カル・クラッチロー(MotoGP 4位)
「今日は完走しました。そして4位でフィニッシュしたこともうれしいです。今日は、序盤にフロントタイヤになんらかの問題があり、ペースを上げられませんでした。そのため思うようにプッシュできなかったのですが、いい結果を得られると思い、全力を尽くしました」
「今日は3列目からのスタートでしたが、トップグループのペースがそれほど速くなかったので、表彰台、優勝争いのチャンスがあると思っていました。雨が降り始めてからは、冷静に走ろうと思いました。マルクとドビ(ドヴィツィオーゾ)に追いつき、2人を抜いて3番手に上がりましたが、抜くのがちょっと早かったと思います」

「マルクに最終ラップの最終シケインで抜かれ、そのあとはなにもできませんでした。表彰台には立てませんでしたが、今日はレースを楽しめたし、表彰台に値するレースができたと思います」
ジャック・ミラー(MotoGP 6位)
「スタートして1コーナーでイン側から次々に抜かれました。オープニングラップは12番手とあまりよくないポジションでしたが、ダニ(・ペドロサ)とカル(・クラッチロー)のいるグループで10番手まで上がり、それからもダニとはしばらくバトルを続けました」
「後半に入って雨が降り始めてからは、タイヤの温度を下げないようにスムーズに走ることを心がけて、6番手まで浮上できました。表彰台争いも不可能ではありませんでしたが、転倒のリスクを冒すよりも、ポイントの獲得を選びました。“フラッグ・トゥ・フラッグ”になったときにマシンチェンジは全く考えませんでした。その決断は間違っていなかったと思います」

ティト・ラバト(MotoGP 12位)
「今日は寒く、レース中に雨が降るという最悪のコンディションとなり、今年最も難しいレースになりました。しかし、決勝に向けていくつか重要なセットアップの変更を行い、12位でポイントを獲得できたことには満足しています」

「今日は雨が降り始めたときにマシンチェンジを考えましたが、それほど雨が降っていなかったのでそのまま走り続け、最終的にポル・エスパルガロ(KTM)の後ろに迫りました。彼を抜くことはできませんでしたが、自分の判断はよかったと思います」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 13位)
「今日はとても難しいレースでした。スタートが決まらず、望んだポジションまで回復することができませんでした。今大会は、前列に並んだライダーたちよりも自分の方がいいペースで走れていたのですが、ウエットコンディションになった予選でうまく走れず、12番グリッドからのレースになりました」
「雨が降ってきたとき、少しペースを抑えたのですが、同時にタイヤの温度も下がり始めました。こういう状況になると、注意深く走らなくてはいけないのですが、タイヤの温度が下がってしまってリズムを取り戻すことがほとんど不可能でした。ポジティブな点は、早い段階で今大会のベストを出せたことです」
