アルバ.it レーシング-ドゥカティ 2017年SBK第8戦アメリカ レースレポート
レース1のコメント
チャズ・デイビス(Aruba.it Racing – Ducatiスーパーバイク・チーム#7)1位
「この2週間は、自宅のソファーか理学療法院のベッドにいるかどちらかだったので、こうして予定どおりカムバックして優勝できたことに特別な感情を抱いている。米国に来る前にクルーと『もしレースに復帰できたら、勝利を狙えるチャンスがある』と話していた。だからこの勝利は余計に大きな意味がある」
「しかし、言うのは簡単だが、難しいレースとなった。路面温度がかなり高くなってグリップが低下した。フロントエンドには100パーセントの自信はなかったが、何とか自分のレースができた。終盤はジョニー(ジョナサン・レイ:カワサキ)が仕掛けてくると思っていたが、運良くその予想が外れてくれた」
「おかげでキャリアの中で、もっとも印象に残る勝利を掴むことができた。明日は3列目からのスタートになるから、どうやって走ればよいか今から戦略を考える」
マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing – Ducatiスーパーバイク・チーム#33)4位
「フリー走行のペースが良かっただけに、今日の結果には悔いが残る。だが、レースになっていきなりグリップに悩まされるとは思わなかった。フロント、リアともにグリップが出なかった。序盤はプッシュできなかったが、レースが進むにつれて状況が改善すると思っていた」
「だが、実際はその逆だった。今日の状況でできる最高のリザルトを得ようと気持ちを切り替えた。4位以上のリザルトは無理だっただろう。高温の影響は全員に共通している。なぜ僕らの影響が大きかったのか理由を探る必要がある。明日はポールポジションからスタートできる。だが、その前に今日の問題を解決しなければならない。もちろん、その自信はある」
ステファノ・チェッコーニ(Aruba S.p.A CEO兼チーム代表)
「負傷明けのチャズがいきなり勝利を掴んだ。その意味は大きい。このサーキットは、チャズとパニガーレRにマッチしていた。今日のレースでもそれが証明された。ミサノ以降も戦闘力を維持できている。マルコは、フリー走行が非常に良かっただけにレースで苦戦したことが残念だ。とはいえ、明日はふたりが上位を走行できる状況を作る自信はある」
クラウディオ・ドメニカーリ(ドゥカティ・モーター・ホールディングCEO)
「今日の勝利は、厳しいバトルを勝ち抜いて得ただけでなく、1299 Panigale R Final Editionのカラーリングで達成したことにも意義を感じている。この特別なモデルは、SBKに数多くの歴史を刻んできたエンジンを記念している」
「207hpを発生するこのモデルは、リミテッド・エディションを除けば、ドゥカティのロードモデルでもっともパワフルなモーターサイクルだ。我々は、ラグナセカでワールド・プレビューを行った。イタリア国旗のカラーリングのマシンがサーキットを首位で走行して、表彰台の頂点に立ったのだから感慨もひとしおだ」