そして、ついに8時間が経過。ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが危なげないレース運びで、記念すべき40回目の鈴鹿8耐で優勝を飾った。
この優勝により、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは2014年からの3連覇を達成。さらに中須賀克行は、同チームから3年連続優勝を果たし、1993年から1995年に連勝を果たしたアーロン・スライト以来の快挙を成し遂げた。
カワサキ・チームグリーンが2位、F.C.C.TSRホンダが3位でチェッカー。序盤にレースをリードした場面もあったMuSASHi RT HARC-PRO.ホンダは4位と表彰台を逃し、5位争いはYARTヤマハに軍配が上がった。また、2周目に転倒を喫したヨシムラ・スズキMOTULレーシングは猛烈な追い上げを見せて7位でゴールした。
今大会はEWC最終戦であり、鈴鹿8耐でチャンピオンが決定。2016/2017シーズンのEWCタイトルは、11位でチェッカーを受け146ポイントを獲得したGMTヤマハが獲得した。
2016/2017シーズンのEWCにフル参戦したF.C.C.TSRホンダは3位表彰台、EVA RT初号機ウェビック・トリックスターは14位フィニッシュだった。